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「土の器」- 森孝一先生の長い一日
2010年06月21日
2010年5月26日水曜日、この日学院では定例理事会、定例評議員会が開催され、森孝一先生は理事長として重い責任を負って忙しい時間を過ごした後、休む間もなく、同日午後3時から挙行された院長就任式に臨みました。
「就任の辞」の中で、先生は学院の歴史から説き起こし、ご自身と学院との関わりを語り、建学の精神を堅持し、ヴォーリズ博士の設計によるキャンパスという貴重な資産を守り、「本物の教養を備えた女性を養成する」という教育目標に向かって全身全霊を傾けると私たちにお約束くださいました。
自らを「土の器」(1)と呼ばれた先生に、土の器を用い賜う方 -神さま-のお導きとご加護を共に祈った時間でした。
引き続き「めじラウンジ」で開催された茶話会では、硬い表情が一変、一言お祝いをと足を運んでくださったたくさんのみなさんとにこやかに歓談されました。本当に本当に長い一日でした。
(1)「ところで、わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。この並外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものでないことが明らかになるために。」(『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙(二)4章7節)