院長室便りArchives
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震災から15年
2010年01月29日
阪神淡路大震災から15年が経ちました。
1995年1月17日未明、兵庫県南部を襲った大地震は、神戸女学院にも甚大な被害をもたらしました。学院が美しく復興を遂げて、5年後の2000年10月に創立125周年を祝うことができたのは、本当に国内外のさまざまな方々からの温かいお力添えのおかげです。
当時、神戸女学院の復興を願って、コーベ・カレッジ・コーポレーション(KCC)から、姉妹校のロックフォード・カレッジから、そして北米在住の同窓生から、寄付と一緒に届いたお一人お一人のメッセージは、講堂横の廊下に置かれた季節はずれのクリスマス・ツリーに飾られ、わたくしたちを励ましてくれたのでした。
今、中学部では震災後に生まれた生徒さんたちが学んでいます。文学館の屋根が崩れ落ちた様子が新聞の紙面に躍ったことも、グラウンドのプレハプ校舎での仮住まいの日々も遠くなりました。けれども、わたくしたちは、あの未曾有の災害から立ち上がるために、みなさまからいただいた祈りとご支援を忘れてはならないのだと思います。