2009年の創立者記念日

2009年05月26日

みなさま、つつがなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。学生さんたちが帰って来た岡田山からお見舞い申し上げます。

神戸女学院は、あいにく新型インフルエンザのために大学・中高部とも休校中に創立者記念日、タルカット先生のお誕生日を迎えました。このため、21日（木）に予定されていた墓前礼拝は中止、22日（金）お誕生日当日に予定されていた創立者記念日礼拝は6月19日（金）に、23日（土）に予定されていた恒例の愛校バザーは10月3日（土）へとそれぞれ延期されることになりました。

バザーを楽しみにしていらした同窓生のみなさまには、24日（日）のNHK教育テレビの「日曜美術館」に登場したキャンパスの映像で、学院での日々を思い出していただけたのではないでしょうか。再放送は31日（日）午後8時からです。　

延期になったバザーのご報告のかわりに、同窓会誌『めぐみ』53号から、1911年（明治44年）5月22日に、神戸山本通のキャンパスで開催された初めてのバザーの記事をご紹介いたします。

「五月二十二日　創立紀念日⁽¹⁾に相當するをもつて午前九時より講堂に於て祝會を開く　横川先生⁽²⁾の司會の許にタルカット教師及び神戸高等商業學校校長水島鐵也氏のお話等ありたり。それより後同窓會の催しにて葆光館⁽³⁾に於て盛なるバザァ開かれたり。」

(1)当時は、「記念日」ではなく「紀念日」と表記されていました。1915年（大正4年）10月12日に創立40周年を祝うにあたってこの日を創立記念日とし、以後5月22日は創立者記念日として守られるようになりました。
(2)横川四十八（よそはち）先生、在職1907年（明治40年）から1934年（昭和9年）、初代図書館長。
(3)（ほうこうかん）1906年（明治39年）、新たに借りたキャンパス北東の市有地に落成した木造三階建の普通科（今の中高部）専用校舎。

こちらは岡田山、1960年頃のバザー風景です。
講堂2階への階段から写したのでしょう。眺めが今とはかなり違っていますね。