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取組の特性発想の転換による能力の開発従来の大学教育における演奏の場は、学内やコンサートホールのステージに限られ、より高度な曲をより完成した形で演奏することが追求されてきました。ところが地域での演奏では、コンサートに慣れていない大人や子どもたちに聴いてもらうために、聴衆が楽しめるプログラムを工夫しなくてはなりません。視点を180度転換して、聴衆の目線で自分の演奏を考えることが求められます。 ●特性1:聴き手に対する理解を踏まえ、演奏や音楽の意味を問い返す そのために必要な力として:
●特性2:グループ活動を通じて、チームワークを学ぶ 仲間と議論しながら準備を進める中で、リーダー役や調整役を果たす機会が生じます。アウトリーチ活動を通して「仲間と強い絆ができた」という声が卒業生から多数寄せられています。 ●特性3:小中学校との連携 地域の小中学校と連携して、双方向的な学びの場を目指しています。本学の授業に小学校の音楽教諭をゲストとして迎え、子どもの実態を話してもらったり、学生の立てている音楽プログラムについて助言してもらったりします。また小中学校で演奏する際には、1クラス終わる毎に、学生を中心に小中学校教諭と大学教員の三者で意見交換をし、現場で手直しをしていきます。これを「手をつなぎ合う授業」と呼び、学生にとっては複眼的な視点と柔軟な対応力を身につける機会となっています。 ●特性4:教えること=学ぶこと 子どもたちと身近に接することで、学生は音楽をする喜びを再発見します。子どもの参加場面や楽器の体験コーナーでは、楽器と子どもの安全確保、体験させるための準備、教える手順やコツを考えるなど手間がかかります。だが音が出ると子どもは目を輝かせ、学生からも「子供の笑顔に苦労が吹き飛んだ」「音を出すことの歓び、音楽することの原点を思い出した」といった声が聞かれます。 |