病院・その他への派遣 2006年度

「神戸市立中央市民病院」

9月7日（水）、神戸市立中央市民病院（神戸市中央区港島中町4丁目6番地）にて院内コンサートを行いました（声楽・谷田奈央／フルート・今井さつき／ピアノ・西村遥子、谷優似子）。 年齢層の高い入院患者さんが多い病院でのコンサートなので、《小さい秋みつけた》《この道》《赤とんぼ》などの日本歌曲や《見上げてごらん夜の星を》など親しみやすい曲を中心に楽しんでいただけるようプログラムを考えました。

会場はほぼ満席で、寝たきりの患者さんはベッドのまま聴きにきてくださいました。日本の歌など一緒に歌いたいという方が多く（中にはご自分で楽譜を用意して持ってきてくださった方も！）、「どうぞご一緒に」と言うと、とても楽しそうに歌ってくださったのは私たち演奏者にとっても嬉しい出来事でした。

「とても感動しました。勇気をもらいました。私もガンになんて負けないで頑張ります」と泣きながら手を取ってお話くださった方もあって、音楽が人に与える力の大きさを再認識しました。それは自分の音楽の力が生かされていると感じた瞬間でもありました。 　神戸市立中央市民病院の皆様、ありがとうございました。

「大阪市立総合医療センター」

5月12日（金）、大阪市立総合医療センター（大阪市都島区都島本通2丁目13番22号）さくらホールにてミニ・コンサートを行いました。これは「健康フェスタ2006〜病気とうまくつき合い自分らしく生きる〜」の一環として同センターが企画下さったもので、立派なポスターが大阪市内全域の地下鉄の駅などに掲示され、神戸女学院大学音楽学部および「音楽によるアウトリーチ」の名前もしっかり入れて頂きました。

コンサートでは患者さんおよびフェスタの来場者を対象に、午前の部「フルートで春の音楽を！」（声楽・谷田奈央／フルート・今井さつき、上原梨絵、山上綾華／ピアノ・西村遥子）、午後の部「映画音楽をフルートで！」（フルート・今井さつき、絹田朋子非常勤講師／ピアノ・白坂亜紀）の2回、各30分の演奏を行いました。

幅広い年齢層の方々に楽しんで頂こうと、《早春賦》《荒城の月》などの日本の歌、映画音楽《サウンド・オブ・ミュージック》、オリンピックで一躍有名になったオペラ・アリア《誰も寝てはならぬ》など親しみやすい曲を盛り込みました。その甲斐あって皆さん一緒に歌ったり手拍子をして下さったり、お客様との一体感を感じることができましたし、そのお蔭で私たちの演奏も練習時にくらべてはるかに曲想豊かなものとなった気がして充実感がありました。終演後には「すばらしい一時を過ごせた」、「心が洗われた」などのうれしい言葉も頂きました。総合医療センターの皆様、ありがとうございました。

「幼稚園アウトリーチ」

10月、西宮市の三つの幼稚園でそれぞれ30分のコンサートを行いました（声楽・海老原ゆかり、高林保子／フルート・片岡朗子／ピアノ・谷優似子）。

演奏曲は、音楽で秋という季節を感じてもらえるよう、《まっかな秋》《赤とんぼ》《もみじ》などの日本の歌、そして《小さな世界》や《星に願いを》といったディズニーの作品、アンコールでは全員で《アンパンマン》を歌いました。人前で演奏することには慣れていても、お話は苦手という履修生たちも、3回の実習で回を重ねるごとに上達し、落ち着いて園児の反応を見ながら話すことができるようになるなど、実りの多い幼稚園実習となりました。

〜西宮市立今津幼稚園〜

10月12日（木）、西宮市立今津幼稚園六角堂にて4、5歳児の園児58名を対象にコンサートを行いました。今津幼稚園は今津小学校の敷地内にある歴史の古い幼稚園で、会場となった六角堂は明治時代から受け継がれてきた由緒ある建物です。知っている曲が多かったようで、子どもたちは一緒に口ずさんだり、体を動かしたりと楽しそうに聴いてくれました。

〜西宮市立夙川幼稚園〜

10月20日（金）、西宮市立夙川幼稚園にて3歳児から5歳児の園児を含む約90名を対象にミニコンサートを行いました。2回目の幼稚園実習で余裕が出てきたこともあり、子どもたちの反応を確かめながらコンサートを進めることができました。一緒に歌える曲をもっとたくさん用意しておけばよかったと思いました。

〜西宮市立上ヶ原幼稚園〜

10月23日（月）、西宮市立上ヶ原幼稚園にて園児65名を対象にコンサートを行いました。 自分たちのプログラムにも自信が持てるようになってきたので、子どもたちからの質問にも落ち着いて笑顔で答えることができました。コンサート終了後には、いろいろな教室から楽しそうな歌声が聞こえてきました。このように3回のコンサートを通して、プログラムを深める事ができました。各幼稚園の皆様、ありがとうございました。

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