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小・中学校への派遣大阪YMCAインターナショナルスクール11月28日(水)、大阪YMCAインターナショナルスクール(大阪市港区弁天1−22−2−800)で2つのコンサートを行いました。 まず幼低学年の子どもたちには、クラシックからミュージカルまでを劇仕立てのプログラムで。世界で一番大切なものを見つける旅を《ホール・ニュー・ワールド》、グノーの歌劇《ファウスト》より〈宝石の歌〉、リムスキー=コルサコフ《くまんばちの飛行》、《星に願いを》、シャーマン《小さな世界》などで綴ります。《小さな世界》と《スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス》を皆で合唱した時は一生懸命大きな声で歌ってくれました。終了後の楽器体験ではフルートを吹いてもらいました(声楽、フルート、ピアノの3名)。 中高学年の子どもたちには、ヴァイオリンをテーマにお話と演奏を。アンダーソン《踊る猫》、サン・サーンス《白鳥》やモンティ《チャルダッシュ》で多彩な音色を楽しんでもらい、《ジングル・ベル》などを一緒に歌って一足早いクリスマス気分に。最後に体験コーナーを設け、子どもたちにヴァイオリンに触ってもらいました(ヴァイオリン、ピアノの2名)。 インターナショナルスクールでの通訳つきのコンサートは初めてで、どうしてもお話しが途切れがちになったりで難しいと感じた点もありました。次回はたとえ簡単な英語でも、自分の言葉で直接子どもたちと触れ合えるよう準備できたらと思います。子どもたちはとても素直で、その反応を見ながら進行していく楽しさと難しさを感じました。 終了後、「ありがとう」と言いにきてくれた子どもたちの笑顔がとてもうれしかったです。今後はもっと子どもたちの反応に合わせた演奏会ができるよう工夫していこうと思います。 西宮市立浜甲子園幼稚園12月12日(水)、西宮市立浜甲子園幼稚園(西宮市枝川町12−3、幅多陽子園長)でクリスマス・コンサートを行ないました(フルート、声楽、ピアノの5名)。 プログラムは《あわてんぼうのサンタクロース》《きよしこの夜》などのクリスマス・ソング、ディズニーの《ホール・ニュー・ワールド》や《小さな世界》、クラシックからグノーの〈宝石の歌〉やリムスキー=コルサコフ《くまんばちの飛行》などを盛り込んでのストーリー仕立てです。実はこのプログラムは、毎回少しずつ手直ししながら繰り返して今回が三回目。さすがにチームワークもよく、落ち着いて演奏が進みます。子どもたちも大きな声で一緒に歌ったり、静かに聴く場面でも目をキラキラとさせながら演奏に聞き入ったり。やはり目の前で演奏される音楽に触れるのは大きな意味があると思いました。アウトリーチ・センターの一員として、今後もこうした場を広げていきたいと改めて感じました。 雲雀丘学園小学校12月14日(金)、雲雀丘学園小学校(宝塚市雲雀丘4−2−1、岩崎優校長、山本雅子・岡村圭一郎音楽教諭)5年生4クラスで実習を行いました(ヴァイオリン、ピアノの3名)。 テーマは「ヴァイオリン」。ヴァイオリンの特徴やその魅力を感じてもらえるよう工夫しました。 前半は、動物のイメージを描写した音楽。まずアンダーソン《踊る猫》を、ホワイト・ボードの後ろに隠れて、時々楽器が少しだけ見えるように出して演奏しました。生徒さんはすぐにヴァイオリンと分かったようで、猫の声を描写したコミカルな曲を楽しんでいました。サン・サーンス《白鳥》、ブルグミュラー《貴婦人の乗馬》でもヴァイオリンの多彩な音色を味わってもらいました。 曲の間では弓の説明や楽器の歴史、材料等についてのお話をはさみ、後半ではモンティ《チャルダッシュ》を演奏。指が指板の上を動く様子や弓の使い方を間近に見てもらうために、生徒さんの間を歩きながら演奏し、かがんだり顔に近づけたりしました。最後にヴァイオリン・デュオで《クリスマス・メドレー〜牧人ひつじを〜あら野のはてに〜》を演奏しました。 終了後の体験コーナーでは一人一人が興味深そうに楽器に触っていました。ヴァイオリンを習っている生徒さんもいて、演奏を披露してくれました。 45分の限られた時間でしたが、「ヴァイオリンについて知りたい、もっと聴きたい」と言う熱意が生徒さんから伝わってきて、圧倒されるほどでした。クラス毎の実習で、各々違った反応や着眼点があってよい勉強になりました。雲雀丘学園小学校の皆様、ありがとうございました。
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