総合文化学科

「伝える力」で未来をより良くしたい

- 自分の目で確かめる行動力と好奇心が出発点 -

ミヤギテレビ(株式会社宮城テレビ放送)記者 三浦さん

学生時代から自分自身で体感することを大切にしてきた三浦さん。現在はテレビ局の記者として、日々の出来事や世の中の変化、社会問題を取材し、自らの目で確かめたことを広く報道しています。大学で得た学びや経験は、今の仕事にどうつながっているのでしょうか。

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学生スタッフに憧れて始まった学生生活

大学は自分の目で見て選びたいと思っていた私は、地元の宮城だけでなく関東や関西にも足を運び、10数校の大学のオープンキャンパスに参加しました。楽しく盛り上がる感じの大学が多い中で、神戸女学院大学は、丁寧なおもてなしを受けるような独特の雰囲気。特に印象的だったのは学生スタッフの先輩たちです。優しく落ち着いた言葉遣いや立ち居振る舞い、細やかな気配りに驚き、こんな素敵な女性になりたいと思いました。
憧れが叶って、入学してから4年間にわたって学生スタッフを務めることに。オープンキャンパスの運営や高校生向けの広報活動、入試での受験生案内などを担当。どんな表情で話せば高校生が心を開いて聞いてくれるか、どう声をかけたら受験生の緊張を和らげられるかと考え、自分なりに工夫して取り組みました。その経験は、今テレビ記者として取材をする上でもとても役に立っています。学生スタッフ活動を通じてできた仲間とは卒業した今でも仲が良く、大学での大切な思い出になっています。

自分の興味や夢に向かって積極的に行動

総合文化学科は、人文科学と社会科学を横断しながら学ぶことができるのが特徴です。複数の専攻科目を組み合わせて履修することで、物事を多角的に考える視点を養うことができました。1年生の時に中国語の授業を受講したのがきっかけで中国に対する興味が高まり、大学の短期語学研修プログラムを利用して中国・広州に留学。現地の人々と交流しながら色々なことにチャレンジして、異文化の中で実り多い経験を楽しむことができました。専攻分野も、中国の文化や歴史を研究できる小林隆道先生のゼミを選択。少人数制なので先生とのコミュニケーションが取りやすく、深く学びながら思考力や表現力をじっくりと身につけることができたと思います。
やってみたいことには何でも積極的に挑戦し、興味を持ったら実際に自分がその場所に行って体感してみる。振り返ると神戸女学院大学は、そうした挑戦心と行動力を十分に活かせる環境でした。アナウンサーになりたいという夢に近づくため、大学2年生の時からアナウンススクールにも通いました。大学と並行してアナウンススクールでの学びも頑張ったことが、今の自分の大きな柱になっています。

記者としてのやりがいと使命

就職活動では全国のテレビ局でアナウンサー職と記者職の両方に応募し、地元のミヤギテレビで記者職として採用されました。面接で人事の方が親身に接してくださって、ここなら等身大の自分でいられる、どんな仕事でもやりたい、と思えたのが入社の決め手に。総合職の記者職として採用されました。
現在は警察担当の記者として主に事件や事故、裁判などの情報収集を行い、ニュースや番組の原稿を執筆。時には顔出しして現場でのリポートやインタビューを行います。震災に関する取材も大切な役割です。1年目に震災のご遺族の取材に携わり、人との関係性を築いて取材につなげたことは、私の中で大きな経験になりました。日々の出来事の報道だけでなく、自分で追いかけたいテーマを見つけ、自らアポイントを取って取材した企画が、番組になってオンエアされることも。優生保護法をめぐる裁判、左手のない高校生のソフトテニス選手など、これまでに取り組んできたテーマもさまざまです。

私はまだ、報道の真の力を知らない

入社直後は「やはりアナウンサーになりたかった」という葛藤もあったのですが、どうせやるなら記者として認められたいと発奮。アナウンサーは記者が書いた原稿を読む仕事ですが、記者はいろいろな人に出会って直接取材し、何を質問して何を書くか決められる。そのやりがいと楽しさを実感できるようになってきました。当社には10年間で3部署を経験するジョブローテーション制度があり、これから営業やディレクター、人事などに異動する可能性もありますが、テレビ局を支える各部門の業務を幅広く知って、自分のすそ野もさらに広げていきたいです。
記者の使命は、出来事をそのまま伝えるのではなく、その裏にあるさまざまな社会問題を追究し、問題提起をしていくことだと思います。それがなければ報道やマスコミの意味はありません。テレビが視聴者にとって「情報を得るツール」だけではなく「一緒に未来をつくっていく手段」となるよう、より良い社会づくりを考えるきっかけになる番組を制作していきたいと思っています。

Profile

総合文化学科
三浦さん ミヤギテレビ(株式会社宮城テレビ放送)記者

2022年、神戸女学院大学文学部総合文化学科卒業。ミヤギテレビの報道制作局に勤務し、記者として活躍中。中国短期留学など大学のカリキュラムで幅広い体験を積み、同級生からも多くの刺激を受けた濃密な4年間は、大きな糧になっているそう。