• 取組について
  • メッセージ
  • 活動報告
  • よくあるご質問
Home > 活動報告 > 2011年度アウトリーチ活動記録

2011年度アウトリーチ活動記録

2011年12月15日
雲雀丘学園小学校

雲雀丘学園小学校12月15日(木)、雲雀丘学園小学校(宝塚市雲雀丘4-2-1)音楽室で4年生4クラスを対象にアウトリーチ実習を行いました。(ヴァイオリン・竹田早希、声楽・井上美和、高井菜摘、ピアノ・井上朝葵、黒川彩香、松本未来、司会・奥野いとし)。

「音楽のリズムを感じよう」をテーマに、チャイコフスキー《くるみ割り人形》より〈花のワルツ〉をピアノ連弾で、ヘンデルのオペラ《リナルド》より〈わたしを泣かせて下さい〉を独唱で、ビゼーのオペラ《カルメン》より〈ハバネラ〉をヴァイオリン独奏で、バルトーク〈ミクロコスモス〉第126番をピアノ独奏で、映画《若草の頃》の挿入歌で使われた〈あなたにささやかなクリスマスを〉を独唱で、エルガー〈愛の挨拶〉をヴァイオリンとピアノで演奏し、最後に〈きよしこの夜〉〈ジングル・ベル〉をクラス全員と一緒に歌いました。

テーマで掲げた「音楽のリズム」を感じてもらうために、各曲の特徴的なリズム(ワルツ、サラバンド、ハバネラ、変拍子、四拍子、シンコペーション等)を紹介して、手拍子や指揮の振り、カスタネット打ちなどでリズムを体感してもらいました。変拍子のリズムの飲み込みの速さに、学園の音楽教育のレベルの高さを実感せずにはいられませんでした。

(井上朝葵・記)

2011年11月17日
神戸市立医療センター中央市民病院

神戸市立医療センター中央市民病院11月17日、神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区港島中町4の6)の院内コンサートで実習をしました(ピアノ・松本未来、黒川彩香、ヴァイオリン・竹田早紀、フルート・兵頭千裕、声楽・井上美和、高井菜摘、奥野いとし)。

今回のテーマは「様々な国の愛の曲」。国によって表現の異なる愛を感じ取ってもらうことを目指して、アルディーティ作曲〈イルバーチョ〉(声楽、ヴァイオリン、ピアノ)の華やかで情熱的なイタリアの愛を導入に、フォーレのオペラ《ペレアスとメリザンド》より〈シシリエンヌ〉の悲しみを秘めた美しいフランスの愛をフルートで、シューベルト作曲〈バラのリボン〉の濃厚なドイツの愛を声楽で演奏しました。

次に、秋の曲として山田耕筰作曲〈赤とんぼ〉を演奏し、アクティビティとして岡野貞一作曲〈もみじ〉を皆さんと一緒に歌いました。チャイコフスキーの《四季》より〈11月、トロイカ〉ではロシアの晩秋の雰囲気を味わってもらい、愛の曲に戻って、愛らしく美しいエルガーの〈愛の挨拶〉、最後は美空ひばりメドレーで〈愛燦燦〜川の流れのように〉を皆さんと一緒に歌って締めくくりました。

今回、病棟が新築されて、会場は立派な講堂でした。予想以上に広い空間で、緊張して段取りが上手くいかないところもありましたが、涙を流しながら聴いて下さる方や、体調が悪いのに笑顔で歌って下さる方もあって、感動しました。最後のお見送りでも、お客様からうれしい言葉や拍手を頂きました。

(奥野いとし・記)

2011年11月10日
西宮市立夙川幼稚園

西宮市立夙川幼稚園11月10日(木)、西宮市立夙川幼稚園(西宮市松ヶ丘町9の23)の「秋のコンサート」(25分、2回公演)に出演しました(声楽・高井菜摘、ピアノ・松本未来、下麻里子、ヴァイオリン・竹田早希)。

なじみのある曲を聴いてもらいながら、楽器や体から音が出る仕組みを考えてもらうことを目標にプログラムを組みました。

まず、ヴァイオリン独奏でエルガー〈愛の挨拶〉を弾いた後、山田耕筰の〈赤とんぼ〉を歌い、そこから声の出る仕組みを考えてもらいました。喉に手を当てて声帯の動きを感じてもらった後、〈幸せなら手を叩こう〉を皆でアクティビティを加えて歌いました。幼稚園児を対象とする2回目の公演では、私たちが言う前に喉が震えていると見つけ出してくれる子もいましたし、分かった時には皆とてもうれしそうでした(1回目は地域の子育てサークルの参加親子が対象)。

次に、ピアノ独奏でブルグミュラー〈貴婦人の乗馬〉、声楽とヴァイオリンとピアノで〈星に願いを〉を演奏。最後は、変奏曲のおもしろさを感じてもらうために、モーツァルトの〈きらきら星変奏曲〉を部分演奏した後、1回目は〈きらきら星〉の歌を皆で歌い、2回目はそこにヴァイオリンを加えて歌いました。知っている曲だったので、子どもたちの方から自然と「きらきら」の部分で手の動きが出てきたので、私たちもアドリブで取り入れて子どもたちと打ち解けることができました。

(竹田早希・記)

2011年10月21日
西宮市立春風幼稚園

西宮市立春風幼稚園10月21日(金)、西宮市立春風幼稚園(西宮市今津野田町2の6)で園児を対象とする「秋のコンサート」(40分)を行いました(ピアノ・黒川彩香、下麻里子、フルート・佐野里穂、声楽・高井菜摘、アクティビティ・リーダー・奥野いとし)。

今回は演奏に加えて、後半に園児たちの意見を吸い上げて皆で曲を作り上げるクリエイティブなアクティビティを取り入れました。

前半は演奏コーナーで、曲の説明を短く入れながら、声楽で〈赤とんぼ〉、フルートでドヴォルザークの〈ユーモレスク〉、ピアノでドビュッシー〈ミンストレル〉、アンサンブルで〈星に願いを〉の4曲を演奏しました。

後半はアクティビティ・コーナーです。「みんなで曲をつくってみよう」と題して、〈幸せなら手を叩こう〉に新しい歌詞を考えます。園児を4つのグループに分け、各グループで意見を出し合って「幸せなら何をするか」を皆で考え、「幸せなら○○」と歌詞を作って、それに合わせた動きも考え、グループ毎に発表しました。同じ曲でも、園児から出た意見を吸い上げて作った歌詞は4つのグループで全て異なり、同年齢でも全く違う考えを持っているのだと実感させられました。

今回は幼稚園での初めての実習で、園児の意見を吸い上げて歌詞を作るという難題もあって悪戦苦闘しましたが、とても貴重な経験になりました。

(高井菜摘・記)

2011年9月28日
国立病院機構兵庫中央病院

国立病院機構兵庫中央病院9月28日(水)、国立病院機構兵庫中央病院(三田市大原1314)でのオータム・コンサート(45分)に出演しました(声楽・井上美和、フルート・佐野里穂、ヴァイオリン・竹田早希、ピアノ・井上朝葵、黒川彩香)。

病院に入通院されている方々に楽しんでもらうことを目的に、クラシック音楽に加えて、季節を感じさせる日本の歌を取り入れ、一緒に歌ったり音楽に合わせて体を動かしたり、お客様にも参加して頂けるプログラム構成にしました。

まず、ヴァイオリン独奏でエルガー〈愛のあいさつ〉、ピアノ独奏でリスト〈愛の夢〉を演奏。次に中田喜直〈夏の思い出〉、山田耕筰〈赤とんぼ〉、岡野貞一〈ふるさと〉と日本の歌を3曲演奏したところ、予想以上に多くの方が一緒に歌って下さいました。

続いてヴァイオリンで葉加瀬太郎〈情熱大陸〉、フルートでモーツァルト〈フルート協奏曲第2番〉を演奏し、〈幸せなら手をたたこう〉では歌に合わせて体を動かしてもらいました。お客様が生き生きと楽しそうに歌って下さったり、また自分たちで考えた「幸せなら笑いましょう」という歌詞も好評で、緊張がほぐれたりして、私たちも楽しく演奏できるようになりました。続いてピアノ連弾でピアソラ〈リベル・タンゴ〉、最後に中村八大〈上を向いて歩こう〉をお客様と一緒に歌いました。

この実習では、お客様の暖かい手拍子や、普段はあまり声を出さない方が一生懸命歌って下さるなど、音楽を通して人との繋がりを深く感じ、音楽の力の大きさを再確認しました。兵庫中央病院の皆様、ありがとうございました。

(黒川彩香・記)

サイトマップ