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サイエンスライターの大越裕氏がゲストスピーカーとして登壇!
2024年07月18日(木)
7月9日(火)CDP312(1)プロフェッショナル・ライティング(担当:江弘毅講師)では、サイエンスライター 大越裕氏にゲストスピーカーとしてご登壇いただきました。
大越氏は大学ご卒業後、株式会社宣伝会議に入社され、環境ビジネス誌の創刊、プロのライター・編集者の養成講座の立ち上げや運営を担当されました。2011年にフリーランスとして独立、2018年に株式会社テックベンチャー総研を設立し、起業家や小説家のインタビュー、大学研究者のサイエンス記事を多数執筆されています。現在は本学の非常勤講師としてもご指導いただいています。
今回は受講前に「『自分に本当に起こった信じられないような出来事』について小説のような文体で記述する。」という準備課題が出されていました。講義内で受講生は、自身の作品に対する考え方や作文方法を交えて内容を発表しました。自身の文章の添削が直接受けられただけでなく、着眼点や話の組み立てかたなどより実践的な指導を受ける機会となりました。また、他の受講生の発表に接して大いに刺激を受け、書くことへの意欲が刺激された時間でした。最後に先生からはAIが文章を生成することのできる今日、人が「書く」ことへの意味について、民俗学者の宮本常一の次の言葉を引用され贈られました。「記憶されたものだけが記録にとどめられる」と体験を通して文章を書き残せるのは人だけであると力強い言葉で講義を締めくくられ、受講者にエールを送られました。