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小説家の松宮宏氏による「物語のつくりかた ~まずはひとつ小説を書いてみよう~」

2024年06月20日(木)

6月18日(火)CDP312(1)プロフェッショナル・ライティング(担当:江弘毅講師)において、小説家 松宮宏氏をゲストスピーカーとしてお招きしました。

松宮氏は2000年「こいわらい」にて、日本ファンタジーノベル大賞ファイナリスト、後にNHKでもドラマ化され、2023年には「アンフォゲッタブル」にてひょうご本大賞を受賞されています。5月に出版されたばかりの新作「すたこらさっさっさ」で読者層が大きく広がり、イベント等でもお忙しい中、小説の細部までひも解くとても興味深いお話しをお聞かせいただきました。

1、小説を書くきっかけ。デビューの経緯。
2、小説を書いてあらためてわかった世の中のこと。
3、小説のはじまり。物語はどこから生まれるのか。
4、人生で一冊は本をかいてみよう。

と展開された内容は、小説家の先生の頭の中を覗かせていただくに留まりませんでした。特に4番目の項目はヒントやタブー、スパイスの利かせ方など小説を仕上げる上での詳細な手解きも惜しむことなく散りばめられた内容でした。
物語を書くにあたって何を書いて良いかわからない学生には、まずは「じぶんのこと」を書くことからはじめようとアドバイス。「人はあなたのこと、やっていること、心情を知らない。」これは「知らないことに人は興味を持つ」に繋がる、と第一歩の踏み出し方も示してくださりました。
最後には自分にも小説を書けそう!とモチベーションが高められる内容で、あっという間に講義時間の90分が過ぎていきました。

  • まずはじめに
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  • 授業風景
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  • ご自身の著書から
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  • 小説は深い
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