12月6日（水）CDP323(2)アート・マネジメント演習において、能楽師　笛方森田流　貞光智宣氏、太鼓方金春流　中田一葉氏をゲストスピーカーとしてお招きしました。
貞光智宣氏は奈良県ご出身で、祖父貞光義明氏に師事、中田一葉氏は大阪府ご出身で、三島元太郎氏及び父中田弘美氏に師事。お二人とも現在は能楽協会大阪支部に所属し、能舞台のみならず若手囃子ユニット「ナニワノヲト」のメンバーとして、幅広い世代に能楽の囃子の魅力を伝えるべく活動されておられます。
講義は音色の調整や開演の合図でもある「お調べ」から始まり、参加者は一気に能楽の世界へと引き込まれました。その後、演奏を随所に織り込みながら、各楽器の説明や役割、囃子方の歴史、現代の楽器との違いなどを詳しくお話し頂きました。
最後に、ワークショップを開催するにあたり、小学生・中学生に対するアプローチの方法や参加体験の進め方などをアドバイス頂きました。
能楽への理解をさらに深める機会に恵まれ、1月に開催予定のワークショップに向けて期待が高まる時間となりました。