11月15日（水）のCDP211(2)「プレゼンテーションの技法」（担当：安藤善隆講師）において、元「あまから手帖」副編集長で編集者・ライターの穴田佳子氏をゲストスピーカーとしてお招きしました。穴田氏に本プログラムの特別講師としてご登壇いただくのは今回で2回目です。

授業では、学生時代の飲食店や大型書店でのアルバイトから始まり、あまから手帖編集部でご活躍された時代からフリーランスとなる現在までを、安藤講師のキャリアデザインに関する解説も織り込んでご講義頂きました。
こういった穴田氏のキャリアの原点には、「自分の好きなこと」と「人に喜んでもらうこと」があったと語られました。
アルバイト時代は、いかにお客様に喜んでもらえるか、編集アシスタント時代は複数の仕事の優先度を判断しどうしたら編集者に気持ちよく仕事をしてもらえるかを常に考えておられたそうです。

そして副編集長としてキャリアアップを遂げた後も「自分は何者でもない、しかし色々な人と仕事をするうちに何者にもなれる」とあくまでも編集者は黒子の存在であり、編集とは「周りの人の力で生きていく仕事」だと語られました。
穴田氏が取材対象との距離感をどのように縮めておられるのか、編集部時代の上司である安藤講師によるエピソードも織り込みながら、詳しくお話しいただきました。

最後に、受講者からは「没になった企画はあるのか？」「距離感を縮める為にどういった工夫をされているのか？」といった質問が相次ぎ、充実した講義となりました。