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漫画家の井上ミノル氏がゲストスピーカーとして来学!

2023年07月05日(水)

7月4日(火)CDP312(1)「プロフェッショナル・ライティング」(担当:江弘毅講師)において、漫画家の井上ミノル氏をゲストスピーカーとしてお招きしました。
井上氏は幼少のころから絵を描くのが好きで、小さいころお姉様が作った新聞に挿絵を描いたところ褒められたのがイラストを描く原点だったと振り返りました。

井上氏は大学卒業後、広告代理店などを経て、2000年にイラストレーターとして活動を開始されました。 2013年には歴史上の人物を現代社会に置き換えた『もしも紫式部が大企業のOLだったなら』(創元社)を上梓され、以降も古典・歴史に関するコミックエッセイの他、子供向けの地学漫画など、多数の著書を出版されておられます。
その他、『るるぶ』『けっこんぴあ』『関西ウォーカー』『Meets』等の雑誌やムック、広告媒体、各企業や官公庁の発行物、商品パッケージ等のためのイラスト制作、4コマ漫画の制作など、幅広く活動されておられます。
同講義にお越しいただくのは2022年6月以来で、ご登壇は今回で2度目となります。

講義では実際に使っておられるパソコンや専門ソフトを操作いただき、企画から刊行までの漫画制作の流れをわかりやすくご説明いただきました。
「漫画制作・刊行はチーム戦」と仰るように、編集者を筆頭にデザイナー、校閲者、出版社・書店関係者まで一丸となって作品を世に送り出す様子を、エピソードや笑いも交えて楽しくお話しくださいました。

最後に、井上氏は営業職だったご自身がイラストレーターに転身されたきっかけや、幼少の頃に抱いていた夢が実現した思いなどを語ってくださいました。
「狭き門だからと言って諦めないでほしい。最初から諦めたり声がかかるのを待っているだけの人が意外に多い。」「自分がやりたいことを周囲の人に話しておけば、思いがけないところから声がかかることがある。」と語る井上氏の言葉に、今後キャリアを形成していくであろう受講生は強く感銘を受けたようでした。

  • ゲストの井上氏
    ゲストの井上氏
  • 江教員による解説
    江教員による解説
  • 授業の様子
    授業の様子