トピックス
yanodesign代表の矢野晋作氏がゲストスピーカーとして来学!
2022年12月22日(木)
12月14日(水)のCDP211(2)「プレゼンテーションの技法」(担当:安藤善隆講師)では、yanodesign代表の矢野晋作氏をゲストスピーカーとしてお招きしました。矢野氏にご登壇いただくのは、今回で2回目になります。 矢野氏は兵庫県三田市ご出身で、地元の中高一貫校をご卒業後、宝塚造形芸術大学へ進学。卒業後は大阪市内のデザイン事務所に所属し、2002年にフリーランスとして独立されました。デザイナーの枠にとどまらず、クリエイティブディレクターやアートディレクターも担うなど幅広い領域で活躍され、手掛けるデザインも、会社案内・学校案内、誌面デザイン、書籍の表紙、広告と多岐にわたります。
授業は「広告・グラフィックデザイナーとは何か」から始まり、広告ができるまでに携わる職業の特徴やそれぞれがどう連携していくのかをパワーポイントの資料を使ってお話しいただきました。他にも、様々な広告や自身が作成された広告を複数比較しながら、成功例や失敗例などのポイントを詳しくご説明いただきました。
常に「消費者と同じ目線に立つこと」を意識されながらも、長年していると難しくなることもあるそうで、書籍の表紙デザインであれば、実際に書店に置いて書店員の方に見てもらうなど、事前にリサーチを実践されることもあるそうです。
矢野氏は「コミュニケーション」を大切にされていて、自己とのコミュニケーション(我を知る・足るを知る)を意識し、他者とのコミュニケーションに備えることの重要性を語られました。そして、「自分がどういう人間なのか知っていることが大切。まじめすぎず(「非まじめ」)に、斜めや違う視点から物事を見て、日々楽しく生きていってほしい」と授業を締めくくられました。
広告の基礎知識からデザインの解説、さらにはデザイナーとして心がけていることなど、広告業界についての幅広い理解が深まる充実した授業内容でした。