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ヴァイオリニストで音楽ワークショップ・アーティストの東瑛子氏がゲストスピーカーとして来学!
2021年07月15日(木)
6月23日(水)のCDP322(1)「アート・パフォーマンス」(担当:上念省三講師)では、ヴァイオリニストで音楽ワークショップ・アーティストの東瑛子氏(本学卒業生)にお越しいただき、『The mission Possible こころの安全地帯をつくる&「ことば」を超えて』と題してお話いただきました。さらに今回、東氏のお招きにより、日本学術振興会特別研究員PD(九州大学所属)の南田明美氏もご登壇くださいました。
講演テーマは、音楽を用いた「芸術と社会の縁結び」。「1.音楽が試みられている現場を『知る』」「2.音楽と人、人と人との作用を体感『する』」「3.私/私たちは何ができるのか?を『探す』」の3つを目的に授業が進められました。
まず、1の「知る」では、東氏と南田氏の取り組みについてお話いただきました。
東氏は、音楽の役割・可能性を活かして管理・抑圧された声と個性を解放できる時と場をつくること
南田氏は、車椅子でもいける距離に、芸術文化を通して、皆が憩える場を創ること
をミッションとした、各人の活動を詳しくご説明くださいました。
次に、2の「する」では、まず学生たちは言葉を使わずに全員で協力して人文字を作りました。東氏が鳴らすボディパーカッションをそのまま真似して音をぴったり合わせ、さらに、各々好きな楽器を手に取り全員で演奏をしました。学生たちは、体を動かして実践したことで音楽がもたらす力を体感したようでした。
最後に、3の「探す」。東氏は「この授業を取っているということは、何か探し物があってここに集まっているのだと思うけど、ここで得たものを使ってどうするか?自分がどういう働きができるのかを考えてもらえたら」と授業を締めくくられました。
この日は2か月ぶりの対面授業でしたが、上念講師は「久しぶりに皆が集まる機会にこのような授業ができて良かった」と述べられました。
【講師のプロフィール】
◆東瑛子氏
奈良県奈良市生まれ
2008年 神戸女学院大学音楽学部(ヴァイオリン)卒業
2010年 ロンドン市立ギルドホール音楽演劇学校リーダーシップ修士課程修了
2012年 神戸女学院大学大学院音楽研究科修了
フリーランスとしての活動開始
現在、「アンサンブル・おっとっと」メンバー
◆南田明美氏
大阪府東大阪市生まれ
2009年 大阪音楽大学(トランペット)卒業
2011年 神戸大学発達科学部人間表現学科表現文化論コース卒業
2014年 神戸大学院国際文化学研究科博士課程前期課程修了
2020年 神戸大学大学院国際文化学研究科博士課程後期課程修了
現在、日本学術振興会特別研究員(PD)、九州大学芸術工学研究院非常勤講師