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ウミネコ楽団の五月エコ氏と新井洋平氏がゲストスピーカーとして来学!

2019年11月08日(金)

 6月26日(水)のCDP322(1)「アート・パフォーマンス」(担当:上念省三講師)において、ウミネコ楽団の五月エコ氏と新井洋平氏をゲストスピーカーとして招聘し、ご登壇いただきました。

 ウミネコ楽団は、2011年11月に結成された、クロマチックアコーディオン奏者の五月エコ氏と五度調弦コントラバス奏者の新井洋平氏による世界最小楽団で、伊丹の街づくりのイベントを機に結成されました。主に関西圏で活動の幅を広げており、楽曲提供やCD作成の他、数々のイベントにご出演されています。

 ご講義では、民族音楽についてお話しいただきました。まず、学生たちにお気に入りの曲とそれにまつわるエピソードを書いてもらい、それぞれ発表しました。JPOPやKPOP、クラシックからアニメソングなどジャンルを問わず曲名が挙がり、一人ずつ思い出を披露しました。新井氏は、「体験があって、心の動きがあった時に音楽が付いてくる。いつの時代もそうだったのでは?」と、宗教、貧困、労働、戦争などのシチュエーションを例に挙げ、詳しくご説明いただきました。

 授業の中間で、受講生全員にペパニカが配られました。ペパニカは紙を使って自分でつくる楽器で、アコーディオンのように蛇腹を伸縮し空気を送り込むことによって、1つにつき一音だけ鳴らすことができます。全ての音階を揃えると、ハンドベルのように演奏をすることできます。既に完成しているペパニカを使って、受講生全員と、ウミネコ楽団で合奏をしました。

 質問コーナーの、「なぜアコーディオンとコントラバスの組み合わせなのか」という質問に対し、五月氏は「アコーディオンはひとりオーケストラと言われているが、一人で演奏するよりコントラバスが入ることによって全体が締まる。また、コントラバスは旋律も弾くことができるため、表現の幅が広がる」とお話しくださいました。

 授業後、珍しい楽器に興味津々の受講生たちが集まり、五月氏や新井氏にお話を伺ったり、目の前で楽器を演奏していただいたり、またとない貴重な機会になりました。

  • ウミネコ楽団
    ウミネコ楽団
  • 五月エコ氏
    五月エコ氏
  • 新井洋平氏
    新井洋平氏
  • ペパニカ
    ペパニカ
  • ペパニカを使って合奏
    ペパニカを使って合奏
  • 授業後に質問をする受講生たち
    授業後に質問をする受講生たち