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ミュージカル女優の花岡麻里名氏がゲストスピーカーとして来学!
2019年05月15日(水)
4月18日(水)のCDP322(1)「アート・パフォーマンス」(担当:上念省三講師)において、ミュージカル女優の花岡麻里名氏をゲストスピーカーとして招聘し、ご登壇いただきました。
花岡氏は、本学音楽学部舞踊専攻の卒業生です。卒業後は神戸大学大学院に進学され、ウェディングクイーンやミス日本「海の日」に選ばれ、その他にカンボジアKep州親善大使として多方面でご活動されました。現在は主にミュージカル女優として、人気作品に多数出演される他、ピラティスやダンス指導、振り付け講師としても幅広くご活躍されています。同氏には一昨年にもお越しいただき、ご講義は今回で3度目になります。
ご講義のタイトルは「ダンス・歌・舞台が持つ力 夢を実現する為には...」。まずご自身の経歴、主にミュージカルのご出演歴についてお話いただきました。「オンザタウン」(2004)を筆頭に、「アラジン」(2015)、「1789~バスティーユの恋人たち~」(2016、2018)、「ロミオ&ジュリエット」(2017)など、人気作品に多数出演されています。前回ご講義にお越しいただいた際は、ちょうど「グレート・ギャツビー」(2017)の公演前でした。
ミュージカルのオーディションのお話では、「どんなに準備していても環境ひとつで全てが変わってしまうことがある。もちろん準備も必要だが、即興力、一瞬の判断力がとても大切だ」とご自身のエピソードを元に、笑いを交えながらお話しくださり、就職活動を控える学生たちにとって、非常に参考になったようです。
また、大学院時代は、閉じこもりの研究で、認知症施設で週1回のペースで患者の皆さんと身体を動かして遊ぶ活動をされていて、その中で、自分の話し方、接し方、笑顔で患者の様子が変わる姿を見て、自分は表現を使って人のために何かをすることが好きなのだと気付かれたそうです。当時はミス日本「海の日」のご活動と同時平行で動いており、分刻みのスケジュールや東京と神戸間を何度も往復したことにより、自分が今どちらに向かう新幹線に乗っているのかわからなくなるほど多忙だったそうです。本当に目のまわるような日々だったそうですが、今振り返ると、そういった経験があったから今があるのだと思えるとのことでした。
花岡氏が大切にしている言葉として「自信は人と比べるものではない。自信は自分を信じると書く。自分を信じきることができれば怖いものが無くなる」を挙げられ、学生にとっても大変印象的なお言葉だったようです。
最後の質問コーナーでは、華やかな世界に関する質問や、失敗からの切り替え方、人に見られることについて等さまざまな質問に丁寧にお答えいただきました。
花岡氏のお人柄はもちろん、本学の卒業生ということで親しみやすさがあったようで、授業後には多くの学生が同氏を囲みました。記念撮影のお願いや、進路相談をする学生の姿も見られました。