10月30日(火)のCDP211(2)「プレゼンテーションの技法」（担当：安藤善隆講師）において、株式会社ロゴスコーポレーション取締役副社長の柴田晋吾氏をゲストスピーカーとしてお招きしました。
　柴田氏は同志社大学経済学部卒業後、吉本興業株式会社に入社。ダウンタウン浜田雅功や東野幸治、星田英利、ライセンスなどのマネージャーを歴任されました。さらに同氏は、お笑い芸人初となる全国Zeppツアー「LICENSE vol.Zepp ENJOY!!」を企画・プロデュースし累計2万人を動員したことで、お笑い業界だけでなく音楽業界からも大きな反響を呼びました。
　退社後は株式会社ロゴスコーポレーションに入社。企画広報部でのブランディングや直営事業部でショッププロデュースを経て、2016年6月より現職に就かれました。

　柴田氏の御曽祖父様は株式会社ロゴスコーポレーションの創業者で、ご祖父様とお父様もまた、代表取締役社長を歴任されています。
　学生時代、同社が確立したはずのキャンプ用品を、他社が確立したと言われていたのを目のあたりにし、悔しさと同時に、知ってもらうことの重要性に気付いたそうです。そのことをきっかけにエンタメ業界に関心を持たれました。「日本一の景色を見てみたい」と「日本一」にこだわりを持つ柴田氏は、エンタメ業界であり、お笑いで日本一の吉本興業株式会社に就職を決めました。

　吉本興業での経験談として、研修で学んだことや、マネージャー時代の思い出、全国ツアーに至るまでの経緯等、多岐に渡ってお話しいただきました。〝在庫のない商品〟と向き合うからこそ、そこには信頼と関係性が重要とのことで、それを得るために努力していたことや上司からの教えを伺いました。

　ロゴスコーポレーションに入社後は自分にできることは何か考え、吉本興業時代の経験を活かし、広報に力を注がれました。今後の夢として、アウトドア業界で一番有名な企業にしたいと、やはり「日本一」へのこだわりを強く持たれるものの、「社員とその家族の人生をあずかっているので維持継続も大事。細く長く、そして少しずつ太く生きられるように努力していけたら」と率直に語られました。

　終盤の質問タイムでは積極的に挙手をする学生の姿が目立ち、マネージャー当時のお話や、現職のことまで、さまざまな質問にお答えいただきました。