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株式会社博報堂の佐久間英彰氏がゲストスピーカーとして来学!
2018年07月13日(金)
7月10日(火)のCDP312(1)「プロフェッショナル・ライティング」(担当:江弘毅講師)において、博報堂の佐久間英彰氏をゲストスピーカーとしてお招きし、「広告制作を通じて養う課題解決脳」と題してお話しいただきました。
佐久間氏は、1999年博報堂に入社。CMプランナーやコピーライター、Webプランナー、プロダクトデザイナーと幅広くご活躍されていますが、それだけに止まりません。学生時代にTVチャンピオン文具通選手権で準優勝になるほどの文具オタクで、入社後も個人的に文具開発や特許を出願されている発明家でもあります。同氏が発明された"宝石箱"や"手帳"は、テレビドラマで使われたり、バラエティで紹介されたりと、大ヒットしています。
佐久間氏のご講義は、主に3つの「しごと」についてお話されました。
1つ目は、「私事」。モットーは「無いならつくれ!ダメなら改良!」とのことで、学生時代から様々な文具やオブジェを作成し、就職活動でもご自身が作った"開く名刺"(両端を引っ張ると中央から顔写真が出てくる名刺)を使われていたそうです。就職活動時を振り返りながら、就職活動のポイントや面接で注意すべき点、学生時代にしておくべきことなどをお伺いしました。さらに、過去に大手企業を志望する学生にアドバイスをし、その学生は見事内定が決まったそうですが、そのアドバイスの内容も伝授いただきました。
2つ目は「仕事」。佐久間氏は"人の心を動かすこと"を非常に大切にされています。人の心を動かし行動を変えた、国内外の有名な広告を解説付きでご紹介くださいました。同氏自身、カンヌ広告祭でメディアライオン、サイバーライオン銅賞他、多数受賞されています。
3つ目は「志事」。先述の通り、佐久間氏は発明にも熱心に取り組まれており、発明から実際に商品化するまでの苦労や裏話などを伺いました。特許を取ったものが売れたことよりも、自分の発明によって誰かが幸せになること、幸せのお手伝いができていることに喜びを感じているとのことです。
講義の締めくくりには「どんな職業の人だって(学生だって)、目の前の課題を発見し、どうやって解決するか考える。誰もがクリエイターである。そういった課題解決脳こそが時代を一歩前進させる」と語られました。
受講生にとって知りたいことが詰め込まれたご講義で、講義後も佐久間氏に質問をする学生の姿が見られました。