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詩人の季村敏夫氏がゲストスピーカーとして来学!

2018年05月31日(木)

5月22日(火)のCDP322(1)「アート・パフォーマンス」(担当:上念省三講師)において、詩人の季村敏夫氏をゲストスピーカーとして招聘し、ご登壇いただきました。

季村氏は、神戸市内で活躍される詩人・実業家です。第5回山本健吉賞を受賞した『木端微塵』(書肆山田、2004)や、第29回現代詩花椿賞を受賞した『ノミトビヒヨシマルの独言』(書肆山田、2011)など、多数の著書を執筆されています。

受講生は事前に配布されていた天野忠、まどみちお、石原吉郎、ぱくきょんみなどの15編の詩について、気に入った点や感じたことを順に述べました。それを踏まえて、作者の人生観や世界観、言葉の表現は平易でも多義性があること、日本語では難しい押韻=言葉に音楽性を与える工夫、などの詩の魅力についてたっぷりとお話しいただきました。

季村氏に本学でご講義いただくのは今回で4回目になります。今年度の当授業は、昨年度の5校時から時間が変わり、2校時目の明るい時間に授業が行われました。陽の光に照らされたヴォーリズ建築の校舎を興味深く見渡される同氏の姿が印象的でした。

学生のコメント

  • 詩を読むと、今までの自分の人生が思い浮かんできて、照らし合わせることができました。たとえ悲しいことでも、言葉のチョイスで幸せに思うことができたりして、詩は深いなと気づきました。
  • 自分の感覚で解釈したり、読み解いたりして、書かれた言葉から何かを想像することがとても楽しかったです。

  • ゲストの季村敏夫氏
    ゲストの季村敏夫氏
  • 左は上念講師
    左は上念講師
  • 授業風景
    授業風景