トピックス
西宮きらきら母交響楽団の馬場京子氏がゲストスピーカーとして来学
2017年07月25日(火)
7月19日(水)のCDP322(1)「アート・パフォーマンス」(担当:上念省三講師)において、子連れオーケストラ・西宮きらきら母交響楽団の馬場京子氏をゲストスピーカーとして招聘し、ご登壇いただきました。
同氏は、子育てと両立しながらできる楽団をとの思いから、2007年に広島きらきら母交響楽団を結成され、その後2014年に西宮きらきら母交響楽団を立ち上げられました。メンバーは、ネットの掲示板や楽器屋さんの掲示板などで募集を呼び掛けたとのことです。小さい赤ちゃんや子どもを連れて練習することのできる「オーケストラ」&「アンサンブル」として注目を浴びています。
馬場氏によると、「このオーケストラが目指しているのは、性別や年齢はじめ立場や抱えているもの全てに関係なく心の求める『好き!』に挑戦できる世界」とのことで、遠くない将来に社会がそうなって欲しいとの思いを持って活動されています。
行動力と強い信念を持った馬場氏のお話は、受講生にとって自身のキャリアデザインを考えることを刺激する講義となりました。
講義概要
- コンサートは0歳から入場可能。→良いものこそ赤ちゃんに伝えたい。
- コンサートのアンケートには、「小さい子どもがいると普通のコンサートには行きづらくなるので、子連れで本格的なコンサートが楽しめるのは嬉しい」との声も。
- 練習中はもちろんのこと、コンサート中も赤ちゃんの泣き声や笑い声が響く。雑音ではなく、それも含めて音楽。子どもをおんぶして楽器を演奏される団員の方や、コンサート中も舞台の前の空間でハイハイするお客さんの赤ちゃんの姿が見られた。
- 当初は楽団内で"係り"を作っていたがやめた。それによって全員が平等になり、みんなが自分にできることを当たり前にするようになった
- 音楽は垣根がない。聴いている瞬間は、男女や大人子どもという意識は存在しないため、内心の自由を感じる。そのため、音楽を聴いて感じたものは本当の心だから大切にしてほしい。
- 人はいつでも成長する。求めれば道はひらき、磨けばどんどん光る。
- 自分の「感じること(心)」「好きな気持ち」を大切に磨いていって欲しい。これから先色々なシーンできっと出会う小さな違和感に対して、「感じたこと」に蓋をする必要はない。自分の感じたことに誇りを持って欲しい。