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観世流シテ方能楽師で人間国宝の梅若玄祥氏が来学!
2017年01月19日(木)
1月13日(金)に行われたCDP211(2)「アート・クリティック」(担当:西尾智子講師)において、観世流シテ方能楽師で、人間国宝の梅若玄祥氏を特別ゲスト講師としてお招きしました。公開講義として告知したところ、受講生に限らず、受講生以外の学生や教職員50名近くが集まりました。
今回の講義は、梅若氏と本講義担当の西尾講師、さらに音楽学部の島崎徹教授の3名によるトーク形式でした。"和"の梅若氏に対し、主にバレエ、ミュージカルなどの"洋"をご専門にされている島崎教授。和と洋の似ている点と異なる点、さらに時代と共に移り行く変化などについて、実演を交えながらご教授いただきました。初心者にもわかりやすく、ユーモアを加えながらのご説明に幾度となく聴衆の笑い声が響きました。
講義の最後に梅若氏のお謡(「高砂」)をご披露いただきましたが、その迫力に会場全体が驚きと感動に包まれました。
本講義のシラバスには到達目標として「芸術作品にかかわるにあたり必要となる感性をはぐくむことが出来る」と掲げておりますが、まさしく学生たちの芸術的感性を養う非常に有意義な講義となりました。