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フォトグラファーの平野愛氏がゲストスピーカーとして来学!
2016年12月13日(火)
11月29日(火)のCDP211(2)「プレゼンテーションの技法」(担当:江弘毅講師)の講義で、フォトグラファーの平野愛氏をゲストスピーカーとしてお招きしました。
同氏は、大学入学と同時に写真をはじめられ、2000年から約8年間、「舞台写真家」として京阪神と東京で活動されました。また、「東京R不動産」での写真担当をきっかけに、「住まい写真家」へと転身されました。2009年~2012年には本学の大学案内の写真をご担当いただいています。
講義は、前半「フォトグラファーになるまで」、中盤「平野氏の写真技法」、後半「実際に撮ってみよう」という多彩な内容でした。
とても印象的だったのは、「写真=人間関係。撮影は『ひと』を知ることからはじまる」というお言葉。有名人などは撮影時間がたった5分間ということもあるそうで、撮影前にその人の動画を何度も見て、どの角度が良いか、どんな人なのか、どこで撮るのが良いのか等、その人を徹底的に調べられるとのことでした。「カメラは『ガシャ!』って大きな音がするし、こわい印象を与えてしまいがち。だからこそマナーは大切にしている」とも。
写真を通して多くの人間関係を築いてこられた同氏の講義は、笑顔の絶えない温かな空気に包まれたものとなり、講義後に積極的に質問する受講生の姿もみられました。
講義概要について
- 大学入学直後、カメラをさげた人を見てカッコいいと思う。その方と共に写真部を立ち上げ、部員約150名の大所帯な部活に成長させる。
- 大学卒業後、写真の仕事が舞い込む。写真スタジオに入り、そこからアシスタントを経て数年後独立という王道ルートに対し、平野氏は異色の経歴を持つ。
- デジタルカメラと違って、フィルムカメラはフィルム一本につき16枚~36枚しか撮影できない。さらにフィルムは大変高価なため、撮影回数に限りがある。また、その場で確認することができないため、一発勝負である。
- フォトグラファーといっても多種多様。カメラマンは報道や写真スタジオ、ウェディング、ドキュメント等を差すのに対し、写真家は芸術的なものを扱う。平野氏が属するフォトグラファーは、その中間の役割を担う。
- 撮影は人を知ることから。その人を徹底的に調べ、特徴を掴む。
※ 「実際に写真を撮ってみよう」では、2、3人のグループで、学内の好きな場所でお互いを撮影した。制限時間は5分間だったが、受講生たちの作品は大変素晴らしく、平野氏や江講師から高い評価をいただいた。