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歌手・ダンサーの片岡結衣氏がゲストスピーカーとして来学!
2016年07月08日(金)
6月29日(水)のCDP322(1)「アート・パフォーマンス」(担当:上念省三講師)では、歌手・ダンサーの片岡結衣さんをゲストスピーカーとしてお招きし、ミュージカルの名曲について、解説を交えて歌っていただきました。
近年、ミュージカルの鑑賞人口は増加していると言われ、海外ミュージカルだけでなく、国産作品も注目を集めているようです。また、市民参加型のミュージカルも、多くの自治体等で実施され、歌い、踊り、演じることの喜びを、多くの人々が味わっているといえるでしょう。そんなミュージカルの魅力を、名曲の実演と作品解説やエピソードの披露、オペラとの違い等の専門的・体験的な知識を交えて、やさしくユーモラスに語ってくださいました。
授業には履修者以外にも多くの学生が聴講していました。『レ・ミゼラブル』の「オン・マイ・オウン」、『エリザベート』の「私だけに」等の名曲をみごとなボリュームと豊かな表現力で歌い上げてくださり、生の声の迫力に圧倒された受講者が多かったようです。声楽専攻の学生もいて、授業終了後も片岡さんに質問していたようです。
片岡さんは新潟生まれで、京都市立芸術大学音楽科声楽専攻を卒業。在学中からミュージカルサークルで主演を務めたり、オペラ公演に参加したりしておられました。また、幼少からバレエ、モダンダンスを修得し、今は大阪府内のダンススタジオでバレエ等の指導に当たっておられます。女優として演劇公演にも参加された経験があり、舞台での表現力、身のこなしの美しさには定評があるところです。
受講生の感想
- 片岡さんがミュージカルへの愛をたくさん語ってくださっていた時から、曲が鳴り始めて顔を上げられた瞬間、その役に入っていくスイッチの切り替わりを目の当たりにして、目を奪われてしまいました。
- 教室だし、音楽もCDだし、条件は悪いのに、本当に舞台で聴いているみたいで、鳥肌が立ちました。
- オペラとミュージカルの発声の仕方など、違いがあることを初めて知りました。オペラが音楽というフィルターを通して歌う感じなのに対して、ミュージカルは率直でストレートに感情を出しているということを聞いて、面白いなと思いました。
- 「自分でない誰かになって、それを見てもらうのが好き」とおっしゃっていたのが、強く印象に残りました。