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株式会社 博報堂の小池光洋氏がゲストスピーカーとして来学!

2015年06月02日(火)

6月2日(火)のCDP312(1)「プロフェッショナル・ライティング」(担当:江弘毅講師)において、株式会社 博報堂の小池光洋氏にゲストスピーカーとして登壇いただきました。小池氏は広告代理店大手である同社において、長年コピーライターとして活躍され、現在は関西クリエイティブ・ソリューション局のクリエイティブディレクターという役職。

小池氏には、「コピーライター脳による発想法」というテーマで講義を行っていただきました。小池氏からの一方的な講義ではなく、一例としてコピーライティングに関するワークショップを交えて受講生にコピー(スローガン)を考えてもらい一人ひとり発表させた後、小池氏から講評をいただくなど、双方向かつ受講生参加型という非常に有意義な講義となりました。

小池氏による講義概要について

  • インターネットの普及により広告の世界も変わってきた。
  • とくにコピーライティングの方向性が「あらかじめ人が集まっている茶の間のテレビ(メディア)の前で、何を言うか」から「何を言えば人が集まり、どう言えば人が動くか」になってきた。
  • したがって広告表現は、「祭りをつくること」とよく似ている。祭りに参加したり見に行った人が、またFacebookなどで発信するような統合コミュニケーションモデルをつくる。
  • すべての課題を動かす動輪としての「INVISIBLE GEAR」の3つの動輪の図解入り説明があった。
  • 3つの課題(Problem)動輪とは、たとえば「1.Customer 顧客課題/意向の課題/Product Priceの課題」「2.Company自社課題/行動の課題/Placeの課題」「3.Competitor 競合課題/関係の課題/Promotionの課題」であり、この3つがうまくかみ合うようにしてコアアイデア、コアコンセプト、スローガンを考え出す。
  • このINVISIBLE GEARの方法を使って、「神戸女学院大学にもっと志願者を」のコピーライティングのワークショップを行う。受講生がコピー(スローガン)を考え、一人ずつ発表し小池氏が講評。身近な課題ゆえに刺激的で実践的な内容であった。