- 留学期間
- 2019.8-2020.05
【つばめ】カリフォルニア州立大学チコ校
2019.11.21 チコの授業とイベント
はじめまして!アメリカのカリフォルニア州立大学チコ校に留学中のつばめです。
現地に到着して3か月が経とうとしています。最近朝夕が肌寒くなってきましたが、昼間はまだまだ暑いです。チコはとても小さく、自然が豊かです。大学や寮で毎日リスと遭遇するので、とても癒されます。大学のすぐ近くにダウンタウンがあり、レストランや美容院、劇場や今話題のタピオカドリンクのお店まであります。まだ全部回れていないので、今度の週末に探検してみたいです。
現在、8月からALCIという大学付属の語学学校に通っています。最初のテストでクラスレベルが分けられ、2か月ごとにクラスがレベルアップします。授業は3時間目まであり、9時から13時まで勉強します。月水金はSpeaking, Writing, Grammar、火木はListening, Reading, Elective(選択授業)のSlangを最初の2つの科目は75分、3時間目は50分行います。どの授業も内容が濃く、刺激になるのであっという間に過ぎていきます。どの教科も、ただその科目をやるのではなく、話す、聞く、読む、書くといった4技能が試されているように感じます。今は第2ターム目でクラスがレベルアップし、ElectiveはPronunciation&Actingになりました。レベルが上がってから特にListeningのクラスが前よりも難しく、動画の中で話している人のスピードが速すぎてメモを取るのが追い付かない時があります。そんなときは、家に帰ってから動画を繰り返し見たり、先生にメモを取るコツを聞いたりして対策を取りました。まだまだ動画のスピードについていけないので、努力していきたいです。
テストも日本と大きく違います。日本よりもはるかにプレゼンやエッセイが多いです。テストの中で一番驚いたのは、授業中に、動画や記事を見てから、自分はどうおもっているのか、授業で習った文法を使ってエッセイを書くものでした。そのテスト形式の授業がとても多かったです。まず自分がどう思ったかを頭の中で整理し、英語に直す。そして、文法をどう使うか文章を組み立てる、といった流れをすぐにやらなきゃいけなかったので大変でした。アメリカの学校では、アウトプットがいかにできているか重視していると感じます。
日本の大学では、先生のレクチャーが終わってから質問することが多いですが、アメリカでは授業中に分からないことがあったらすぐに聞きます。そのスタイルを見習って、先生にはよく質問したり話したりするようになりました。学校は日本人が大半を占めています。そのため少しでも英語に触れるため、他の国から来た留学生や担任の先生と話す時間をつくっています。今では英語で話すためらいが全く無くなり、会話が楽しいです!
さて、ここからは授業後の過ごし方やイベントについてです。大学には日本語の授業があり、私は毎週火曜日と木曜日の授業後に先生ボランティアをさせていただいています。主にグループトークで日本のことを話したり、学生さんが日本語でわからないところをサポートしたりしています。よくグループトークで日本のアニメやバンドの話が上がります。どちらも大好きなので、いつもアメリカのみなさんと情報共有ができること、日本文化が小さい町にも広がっていることに感動します。授業は日本人の先生が教えているのですが、教材がテキストだけではなく、なんと日本のバラエティ番組を見て勉強するので毎回の授業が面白いです。
語学学校ではイベントが週に2,3回ほど開かれます。この前の休日は、みんなで鍾乳洞を見に行きました。鍾乳洞の神秘的な美しさや、その近くにある壮大な山と湖が綺麗で、自然の素晴らしさを知りました。日本であまり行く機会がなかったので良い経験となりました。
また大学や寮にはたくさんのコミュニティがあり、現地の大学生やほかの国からの留学生と話す機会が多いです。今までにクリスチャンのクラブや、現地の学生と留学生との交流サークル、Hubという共有スペースで行われるヨガやペインティングなど、たくさんのイベントに参加しました。特にInternational Friendship Nightという毎週木曜日の夜にみんなで集まって、ゲームをしたりご飯を一緒に食べたりする団体によく行きます。そこに所属している方々がとても優しく、面白いのですぐに仲良くなりました。つい先週には、みんなで火鍋を食べました!中国の留学生の方が振舞ってくれて、本格的でした。美味しい火鍋でとても幸せな気持ちになりました。
カリフォルニア州立大学チコ校は一人ひとりの個性を大事にしている学校です。そのおかげで、自分の意見を大事にすることと主張することが身につきました。自分らしくのびのびと過ごせています。毎日が本当に刺激的で、気づきも多いです。自分のことや友達、家族のこと、将来のことについてよく考えるようになりました。英語力はもちろん、社会性も伸びているように感じます。自分のやりたいことがどんどん実現できるこの大学を、選んで本当に良かったです。次のブログでは寮やバディのことを書きたいと思います。これからも初心を忘れずに、自身のスキルを高めていきます。
Thank you for reading my blog. See you soon!
2020.02.26 学部授業になりました!
こんにちは!
年が明けて留学生活も心機一転、学部授業がスタートしました。今までは語学学校で英語を学んでいたのですが、今学期は大学の授業を現地の学生さんたちと勉強しています。やっと憧れの学部授業ができて嬉しいです!
今学期の授業はこちらです。
世界の女性がどんな問題に直面しているかを国ごとに考えて、グループで話し合う
・Women Internationally(水 170分)
男女やLGBTQの人たちの身体的・心理的な違い、コミュニケーションの取り方をレクチャーで学び、議論する
・Gender Communication(火・木 75分)
なぜ発展する国としない国があるのかを国際関係を通して知る
・Politics of Developing Nations(火・木 75分)
留学生のためのクラスで、主にEssay WritingとPresentationを重点的に英語を勉強する・English as Foreign Language(火・木 75分)
様々な種類の鉛筆を使って、絵の描き方の基礎を教えてもらう
・Basic Drawing(月・水 170分)
以上5つです。
チコではビジネスや心理学、言語に社会学、コンピュータープログラミング、芸術などなど学科が多いので、一人ひとりのやりたい学問に特化することができます。私の場合、アメリカで絶対ジェンダーと国際関係の授業を取る!と決めていたので、この大学で出来てとても感動しています。特にGender Communicationは少々難しいですが、オープンな雰囲気の中ディスカッションが出来るので、スピーキングの良い練習になります。今までジェンダーの授業は女性だけの環境で学んできたので、男性の意見も聞けて新鮮です。毎回新たな発見があります。先生が出欠を取るとき、先生の気まぐれお題に答えていくのが面白いです!例えば、その時のお題が「好きなアイスクリームのフレーバー」だったら、名前を呼ばれて返事をする代わりに「チョコレート」など答えていきます。そこから先生や他の学生さんとコミュニケーションが出来るので、一気に距離が縮まりました。Basic Drawingでは、絵を描くことが趣味なので、現地の学生さんと一緒に絵画に取り組む環境が作れてよかったです。どの授業も内容が濃く、課題が多いです。次の授業までに教科書を10数ページ以上読み、自分の意見をまとめてこないといけないので大変です。日本にいる頃は、課題を先延ばして溜めてしまいがちだったので、これを機会に直します笑笑。時々授業内容やエッセイでわからなくて戸惑うこともあります。しかし先生方やESLセンター(英語が母国語ではない学生のためのチューターセンター)といった留学生へのサポートが手厚く、優しく教えてもらっているので助かっています。もう少し授業のペースがつかめてきたら他の授業の聴講もしてみようかと考えています。自分が好きなことを知って、幅広い視野を持てること、それを誰かに共有することはとても楽しいです。
次に私が住んでいる寮を紹介します。寮はキャンパスの外にあり、大学から歩いて25分くらいの場所にあります。周辺にはスーパーがあっていつでも買い物ができます。カフェやラーメン、カレーなど飲食店も豊富です。寮は20以上の棟があり、全て2階建てになっています。現在サンフランシスコ出身の女の子と1つの部屋をルームシェアしています。パーティーが大好きで明るく、とても優しい子です。最初は考え方の違いから距離を感じることがあって、なかなか仲良くなるための一歩が踏み出せませんでした。しかし段々相談に乗ってもらったり、その日にあったことを共有したりしているうちによく話すようになりました。今では話も盛り上がるようになり、ディナーに誘ってもらえることも多くなりました。ある時、部屋でその子と話しているとき、「私たちはとても仲の良い友達だよね!」と言われたときは本当に嬉しくて涙が出そうになりました。どんなに難しい関係でも諦めなければいい結果になるのだと感じました。いつもルームメイトから誘われてばかりなので、こっちから今度一緒にどこかに遊びに行くのを提案しようと思います。
最後にバディについてお話しします。チコには大学や語学学校でいくつかのバディプログラムがあります。チコの学生さんとの交流がねらいのものから、他の国の留学生の方々と話せる機会がつくれるものもあります。私はチコに住んでいる方と一緒にアクティビティを行うInternational Friendship Programというプログラムに参加しました。バディは3人の子供を持つお母さんでした。日本に旅行した経験があり、日本語を勉強している方だったため、話題が尽きませんでした。キティちゃんの大ファンなのでその話をしたときは大盛り上がりでした!その方のご家族5人と私で、月一回会って一緒にディナーを食べたり、季節ごとのイベントに行ったりしました。ハロウィンのときはパンプキン農場に行き、そこで採ったカボチャでジャック・オ・ランタンをつくりました。カボチャを掘ってくり抜くのは初めてで、本場のハロウィンを実感しました。暖かいご家庭で、まるで家族の一員になったようでした。
暇になる日がないほど毎日が充実しています。まだまだお伝えしたいことがあるので次のブログでは長期休みやイベントについてお話します。 See you soon!