- 留学期間
- 2018.09-2019.06
【マーボー】揚州大学
2018.09 在扬州留学开始
みなさんこんにちは。英文学科4回生マーボーです。私は9月から、中国蘇省にある揚州大学に留学させていただいています。2016年に広東外語外貿大学へ1年留学させていただき、今回は2度目の中国留学となります。
このブログを通して多くの人が中国に興味を持ち、中国へ留学する後輩が増えるように、周りの環境、学校や日々の生活を書いていこうと思います!
9月3日に関空から揚州泰州空港へ飛び立ちました。関空から直行便があり3時間ほどで着くので、広州へ行く時と比べるととても近く感じました。どんな学生が迎えに来てくれるのだろうとワクワクしながら到着ゲートから出ると、出迎えの人どころか人が全然おらず到着早々焦りました(笑) 自分が思っていた空港よりはるかに小さかったようで、人も少ないお店もない空港でした。空港で30分ほど座っていると揚州大学と書かれたプレートを持ったインド人留学生が来てくださり、留学生が留学生を迎えてくれるという予想外の展開でした(笑)
それから大学のバスに乗り、1時間半ほどで大学に着きました。まず初めに思ったことは、空がきれい!道がきれい!!です。今までに、広州、上海、香港に行ったことがあるのですが、揚州の道路がダントツにきれいだと思います!第一印象がよかったからか1日目から揚州が大好きになりました(笑)
★3人部屋!6人でトイレとシャワーをシェア
2人部屋だとばかり思っていたので、到着してびっくりしました(笑) 6人での共同生活は初めてなのでどうなるのか楽しみです。ルームメイトは、日本人、インド人、バングラデシュ人です。
★学校の敷地内にスーパー、携帯ショップ
寮のすぐ隣に食堂があり、反対側には携帯ショップとスーパーがあります。到着した当日にSIMカードを買えたのですごく便利でした。寮内WIFI使い放題、値段も4カ月で200元と格安です。スーパーで生活用品も揃えることができたので、初日から何にも困りませんでした。
★学校周辺はレストラン、ショッピングモール、観光地
正門を出てすぐの道にレストランが立ち並び、学食に飽きた時は外に食べに行きます。値段は、学食で10~15元、外は15元~30元ほどです。東門を出るとすぐ隣に大きめのショッピングモールがあり、レストラン、映画館、ユニクロや無印も入っているので、買い物にも困りません。
揚州に来る前は、どれほどの田舎かと思っていましたが、来てみて想像と全く違って驚きました。暮らしやすい上に、道もきれいで、治安もいい!揚州最高です!
★留学生が少ない分、学校からのサポートが手厚い
ビザ申請や銀行口座の開設など、広州の時は自分でしなければならなかったことを学校側がしてくださったので安心でした。
(写真)
学校の中に池があり、夏は周りに緑の葉が生い茂って、とてもきれいな場所です。池の側にあるベンチで寝ている人がいたり、釣りをしている人、ボーっと景色を眺めている人など、みんなそれぞれ過ごしていて、学校であることを忘れるほどゆっくりと和やかな時間が流れています。
2018.10 开始上课
みなさんこんにちは。
今回の留学では、語学センターで中国語を学ぶのではなく、中国文学院の本科1回生として授業を受けています。中国の大学1年生は3週間軍隊の訓練を受けなければならないそうで、授業が本格的に始まったのは10月からでした。授業を受けるキャンパスと私の寮があるキャンパスは徒歩30分の距離にあります。授業の始まる時間も8時からなので結構早起きです。中国文学院の授業は、
(月)写作 / 8:00-9:40 体育 / 9:55-11:35
(火)现代汉语 / 9:55-11:35
(水)古代汉语 / 9:55-11:35
(木)外国文学 / 14:00-16:35
(金)现代文学 / 9:55-11:35
毎日1限分しか授業がありませんが、毎回授業についていくのに必死で授業が終わると頭をフル回転させているせいかいつもお腹がぺこぺこです(笑)
クラスには私を含めて5人の留学生がいて、韓国、ベトナム、ウズベキスタン人です。宿題は毎週出る授業もあれば、全くない授業もあります。写作の授業は毎週のように、自由なテーマでノート2ページ分作文を書く宿題が出ます。现代汉语では、1課が終わるごとに、グループでPPTを作って授業を自分たちなりにまとめて発表しなければなりません。留学生グループの順番はまだ後の方ですが、今からもう緊張しています。外国文学ではつい最近シェイクスピアの作品を読んで、内容の要約と自分の考えを2000字以上で書くという宿題が出ました。まず中国語で本を読むのに1週間以上かかり、字数を超えるのにもとても苦労しました。中国人の学生と同じ授業を受け、同じ宿題をこなすことがこんなにも大変なんだと痛感しています。
★クラスメイト、大学院生とのバディ制度
クラスの中から1人、大学院生の方1人が私のバディになってくださり、授業や生活で困ったことがあれば助けてくださいます。クラスのバディの子に授業でわかなかったことや宿題でできないことがある時に聞くと、本当に優しく詳しく分かるまで教えてくれます。
(写真)
これは私が授業を受けている瘦西湖キャンパスの学食で食べた烤肉饭(カオローファン)です。ご飯の上に好みの野菜のおかずを3つ選んで、その上に焼いた鶏肉が乗っています。食堂はとても清潔感があり、ご飯もどれもおいしいです。
2018.11 扬州观光,上海迪士尼乐园
みなさんこんにちは。日本は紅葉の季節ですね。揚州大学の樹々の葉も黄色く色づきとてもきれいです。インスタグラムを見ながら、京都の紅葉見に行きたいな~と思っている今日この頃です。
授業にも慣れ、休みの日には観光によく行っています。中国ではレンタルサイクルが流行っていて、中国の銀行口座を持っていれば誰でも使えます。晴れの日に自転車に乗って学校から10分くらいのとこにあるウォールマートという大きなスーパーマーケットに行ったり、东关街という古い街に食べ歩きに行っています。学校から自転車で40分くらいのところに瘦西湖风景名胜区という観光地が集まった場所もあり、どの場所も学生割引や、外国人割引があるのでとても安く楽しめます。
★上海までバスで4時間!100元(1600円)!
週末を利用して上海ディズニーランドに行きました。バスで4時間、途中でパーキングエリア休憩もあり意外と快適でした!上海に行くには、高铁(新幹線みたいなもの)に乗って1時間半で行くこともできます。
(写真)
正門までの道に何十本もこの木が植えられていて、正門から見るとこの樹々の迫力に圧倒されます。夏は青々と、秋には黄色く葉が色づき、毎日見ても見飽きないほど美しいです。
2018.12 好用的软件
みなさんこんにちは。日本もだんだん寒くなってきたようですね。みなさん風邪などひかないように気を付けてください。
揚州は12月に入り、日中の気温も3℃以下で凍えるほど寒いです。学校の教室には暖房がないので、毎日震えながら授業を受けています。本当に本気で切実に暖房器具を設置してほしいです(笑)夏は雨が少なかったのですが、ここ最近は雨の日が続いています。その上、3メートル先が霞んで見えないほどPM2.5がひどく、マスクが必需品です。広州にいる時は乾燥やPM2.5をそんなに感じなかったので完全に油断していました、、、
今回は中国で私が使っているおススメの便利な携帯のアプリについて書きたいと思います!
★微信
これは日本のlineと同じで、無料通話やタイムラインの投稿をすることができます。それに加えて、銀行口座と携帯を連携して、携帯で支払いができる機能があります。現在中国では携帯で支払いをするのが主流になっていて、この微信を使って支払いができない店はないほどです。私も常に微信で支払いをしているので、現金を持たない生活をしています。日本にいたら考えられないですよね。唯一、バスに乗る時だけは使えないので、その時だけは現金を使っています。中国全土で普及しているので、旅行に行くときは飛行機のチケットはもちろん、ホテルもこのアプリで予約することができます。
★支付宝
このアプリも微信と同様に、支払いの時に使います。微信との違いは、3つ目に紹介している淘宝というアプリと連結しているので、淘宝でした買い物の支払いはこの支付宝でしかできません。このアプリを使って、映画や飛行機のチケットを安く買うこともできます。
★淘宝
日本でいうAmazonのようなネットショッピングができるアプリです。住所と銀行のカードを登録すると誰でも使えます。中国人の友人は買い物は大体ネットでするそうです。日用品から、衣類、食品、輸入品も買うことができます。私も、洋服や日本のカレールー、ホットケーキミックスを買いました。1週間以内には必ず届き、番号追跡もできるので安心です。洋服は試着できないので、お店に行った方がいいのかなと思っていましたが、アプリを使って買う方が値段も半額以下で気に入らなければ返品やサイズ変更もできるので、中国で買い物をするときはぜひ使ってみてください!
★外卖
これは食事のデリバリーができるアプリです。日本でデリバリーをすると、2、3円以上からなどの制限があり、1人分では頼めないですが、中国はだいたい15元~20元から利用することができ、配送料も1~3元と激安です。食べたいなどを検索すると何十件もお店が出てくるのでいつも迷います。注文した人が書いた評価が良い店や人気ランキング上位のお店を選ぶと間違いなく美味しいです!雨の日やお店が込み合っている時間帯でも1時間以内で届けてくれるので本当に便利です!ただこのアプリを使いすぎると外に食べに行くのがめんどうくさくなってくるので確実に太ります(笑)最近外が寒くて使う頻度が増えてきたので気を付けないと、、(笑)
中国のネットは想像していたよりも、むしろ日本よりも発達しています!生活すべてがネット上といっても過言でないほど携帯電があれば生きていくことができます。その分携帯を無くしたり、壊れた時の代償は大きいので気を付けなければなりませんが、、
中国に来るときはぜひこれらの便利なアプリを利用してみてください!
(写真)
これは烤鱼(カオユー)という魚料理です。寒くなってきたので、あったかくて辛い物がとてもおいしく感じます。揚州の料理は辛い物もありますが、大体は淡白な味付けだと思います。辛さも微辣(ウェイラー)中辣(チョンラー)特辣(トゥーラー)と選べるので、辛い物が苦手な人でも食べられます!
2019.1 考期末试(期末試験)
みなさんこんにちは。
1月にはいり期末試験期間になりました。試験期間は2週間で、その期間は授業もありません。私のクラスでは、どの授業も中間試験がなく、出席点もないので期末試験の点数で成績が決まります。1月に入り、期末試験の範囲が発表され、大体の授業は教科書まるまる1冊分が試験範囲でした。
正直授業も60%くらいしか理解できていないのに、中国人のクラスメートと同じ内容の試験を受けて、合格できる訳ないと心の中で思っていましたが・・・予想的中、試験時間2時間では足りないほど問題数が多い上に、問題文を理解するのに時間がかかるかかる!試験1日目から心が折れました。テストの内容は、
( 写作 )大問が4つあり、問題全てに字数制限あり、だいたいが500文字以上600文字以下。古代詩人の言葉を解釈して、言葉の意味や自分の意見を書く問題や、登場人物の指定があり、自分で考えた物語を書く問題。
(现代汉语)教科書の隅々から出題。現代中国語の成り立ちや、漢字の部首や音の発音方法などについての問題、穴埋めが半分、解釈説明が半分。
(古代汉语)古代中国語の成り立ちや現代中国語との違いについての問題。穴埋め、選択問題、論述、古代中国語の文章翻訳など。
(外国文学)文学作品や作者、登場人物などについての問題。穴埋め、選択問題、論述形式。問題数約100問。
(现代文学)現代文学作品や作者、登場人物や物語の内容などについての問題。穴埋め、選択問題、論述形式。
留学生は試験時間は同じですが、別室で受けました。教科書やノートも持ち込みができたので悲惨な点数を取らずに済みましたが、こんなにも難しいテストを受けたのは生まれて初めてです。日本のテストで問題文すら理解できないことなんてないので・・。また来学期同じように期末テストがあると思うとすでに泣きそうです。
テストが終わり、1月20日から2月25日まで、約1ヵ月春休み期間です!日本の春休みと比べるとかなり短いですね。何をしようか、どこに旅行に行こうか計画中です。まだまだ寒いですが、みなさん体に気を付けて春休み楽しんでください!
(写真)
これは「东关街」という揚州の観光地です。食べ歩きができたり、揚州の特産品を買える場所です。平日でも多くの人で賑わっていて、テスト期間中の息抜きのために行きました。
2019.02 开学了(春学期開始)
2月25日から2学期目が始まりました。留学も残りあと半年となり時間が経つのがとても早く感じています。留学生寮にも新しい留学生が20人ほど増えて、なんだか賑やかになった気がします。私の今学期のルームメイトは、日本人2人、韓国人、イギリス人です。部屋は希望すれば同じ国の人や、友達と同じ部屋になれるみたいです!
今学期は先学期よりも授業が増えて、忙しい毎日を送っています。今学期の授業は、
(月)体育 / 9:55-11:35 现代汉语 / 14:00-16:35
(火)外国文学 / 14:00-16:35
(水)大学计算机及程序设/ 8:00-9:40 教师口语 9:55-11:35
(木)写作/ 8:00-9:40 教师书写 / 9:55-11:35
大学计算机及程序设 / 14:00-17:35
(金)现代文学 / 9:55-11:35 古代汉语 / 14:00-16:35
日本の情報基礎のようなパソコンを使う授業や書道の授業があり難しいですが、とても興味深くて楽しいです。
(写真)
これは火锅(火鍋)です。最近流行りの「海底捞」という中国のチェーン店で、鍋の味も辛いものや辛くないものも選べて、スープの味が最大4つまで選ぶことができます。スープの味も具材も自由に選べるので、私もよく様々な国の友達と食べに行きます。
2019.04 文化节(文化祭)
みなさんこんにちは。
月日が流れるのは早いもので、2学期目が始まり授業の予習復習や宿題に追われているうちに、いつの間にか3月が終わってしまいました。留学も残すところあと3か月となりました。残りの日数を数える度にまだまだ揚州大学で勉強していたい!!と思うこの頃です。
4月14日に揚州大学第4回目の各国風情展(留学生の文化祭)が行われました。揚州大学にきて初めてのイベントですごくワクワクドキドキでした!
文化祭は3つのパートに分かれていて、料理やアクセサリーを販売する国ごとのブース、ダンスや歌を披露するステージ、伝統衣装を着てステージを歩くファッションショーがありました。日本人留学生は今年が初めての参加だったそうです!まだ4回目ということで文化祭に関する情報が少なく日本人も4人しかいなかったので準備には時間がかかりました。とうじ投票制で人気が高かった国には賞金が出ることを知り、負けず嫌いな私は燃え上がりました!
私たち日本グループは浴衣を着て抹茶ドリンクを販売しました。(浴衣を持って行くのを忘れた私は、ネットで200元(約3200円)ほどで買いました!下駄も帯もセットです!)
予想以上に様々な国の方に関心を持っていただけて、一緒に写真を撮ったり、日本語学科の友人もたくさんできました。日本人4人で徹底したのは丁寧なおもてなしです。留学生の中にも日本をよく知らない人はまだまだいます。どうすれば興味を持ってもらえるか4人で考えて、私以外の3人はまだ中国語がうまく話せないので、言葉ではなく態度で表すならどうしたらいいのか、一人ひとり丁寧に対応し、お辞儀や簡単な日本語を交えながらブースに来てくださった方と交流しました。その結果、20ヵ国中日本は3位に入賞することができました!準備から当日までとても充実した行事でした。
2019.05 电视采访(テレビインタビュー)
みなさんこんにちは。
5月に入り揚州は25度を超える日が続きもうすでに夏のように熱い毎日です。
5月12日に中国の中国中央电视台(CCTV)というテレビ局の取材を受けました!揚州大学料理学科(烹饪专业)アジア留学生特集ということで、私は料理専攻ではないのですが日本人の代表として出演させて頂きました。各国の家庭料理を披露するということで、私は肉じゃがを作りました。今まで料理を人前ですることも、ましてやテレビで披露することなどなかったので、とても緊張しました。当日までに材料から作り方まですべて中国語で覚えて、中華包丁の使い方も練習しました。ですが料理学科の学生と同じほどうまくできるはずもなく、私の料理シーンはすべてカットされていました。料理の他にも、浴衣を着て、中国の好きなことわざや、好きな伝統文化、称賛したい現代文明、異文化交流において大事だと思うことなどのインタビューにも答えました。
正直先生から出演依頼の電話をいただいた時、自分の中国語レベルで足りるのか、言いたいことをきちんと伝えられるだろうかと悩みすぐに参加したいということはできませんでした。ですが、今回は2回目の留学で、本科生として中国人の学生とともに中国語で授業を受け、中国語ばかりの日常生活、日常会話で困ることもほぼなくなった今、留学の結果として何か残せるものがあるはずだと思い参加することを決めました。
"入乡随俗,随遇而安"これは私が好きな中国のことわざです。日本語では「郷に入って郷に従え」です。中国にきて中国人の学生の授業中の発表の積極性や勤勉さ、外国人との積極的に交流しようとする姿勢に何度も驚かされ、私にないものを気付かされました。周りの積極性に圧倒されるだけではなくその波に自分も乗って一緒に進んでいく、中国学生の積極性から学びそこに溶け込む、何かに取り組むとき、自信がない時は、いつもこのことわざを思い出して乗り越えてきました。
今回テレビ出演や、インタビューなど初めての経験をして本当によかったという達成感100%です!人生で一番緊張した1日でしたが、同時に自分の中国語はまだ成長できる、もっと学びたい、努力しようと思えた経験でした。留学も残り少ないですが最後まで駆け抜けようと思います!
2019.08 これから留学を考えているみなさんへ
皆さんこんにちは。
7月に入り、期末テストが始まりました。2週間続くテスト期間が終わると私の留学も終わりになります。さみしいような嬉しいような...。後期のテストは前期よりも科目数が多く、範囲も広かったので、徹夜で頭に叩き込みました。テストの形式や問題数は前学期と変わらなかったのですが、今回のテストも本当に難しかったです(泣)前学期のテストは問題を解く時間が足りず、書き終われなかったり、暗記していても度忘れしたりと、緊張と想像以上の難しさで頭がパニックだったので、今回は自分でまとめたノートや資料を用意し、重点だけを暗記してテストに臨みました!先学期よりは手ごたえがあり、時間内に解き終わることができました。先学期よりいい点だといいな~と願うだけです(笑)
最後に、いま中国へ留学しようか迷っている方、中国語を勉強していて少しでも留学に興味のある方に私の経験から、少しアドバイスができればと思います。
★とにかく行動に移すこと
日本ではメディアの影響で、中国や中国人に対して悪い印象を持っている方が多くいると思います。留学ともなれば、悪いイメージが少しでもあると行くのが怖くなってしまいますよね。私も以前は「中国人はマナーが悪い、中国は治安が悪い」など悪いイメージを持っていました。しかし実際に現地の中国人の方とお会いすると、本当に優しくて、何度もその優しさに助けられました。また治安も言うほど悪くなく、夜は1人で行動しない、ケータイを後ろのポケットに入れないなど、日本と同じように気を付けていれば、治安が悪いと感じることは一度もありませんでした。どれだけ留学経験者に話を聞こうと、ネットや新聞から情報を得ようと、自分の目で確かめてみなければ、その情報が正しいのか間違っているのか分かりません。私は中国に2年留学して、イメージが180度変わりました、もちろん良い方にです!中国に悪いイメージを持っている方、自分の中国語に自信が持てない方にこそ是非留学に挑戦してほしいと思います!行ってみて初めて知ること、イメージとの違いに気付くことが沢山あると思います。何事も「百问不如一见」百聞は一見にしかず、ですよね!
★目標を持ってモチベーションを下げないこと
留学中一度は思っていたのとは違うなと、理想と現実の違いに落ち込むかもしれません。私の経験ですが、留学前は中国に行って1年過ごせば自然に話せるようになるものとばかり思っていました。半年たったころ、この考えは大きな勘違いだということに気付きました。授業で新しい単語、文法を習い、それを暗記するだけではテストで良い点数を取れても、使えるようになることには繋がりません。人との会話の中で暗記しているものを使えなければ話せるとは言えませんでした。留学に行く前の自分と比べて帰国後どうなっていたいか、どんな目標を達成したいかを明確に定めて、留学中にモチベーションが下がった時や、何をしたらいいか迷ったときに自分が留学に来た目的を再確認するといいと思います。私は「HSK(中国語の試験)で何点取る、友達何人作る、成績優秀者に選ばれる」などの目標を立てて、そのために何をするかのリストを作ってチェックしていました。そうすることで1年間を有意義に使えると思います!
★人に頼ること
初めて留学に行ったとき、「自分で何でもするぞ、1人で留学を成功させるぞ」と意気込んでいました。ですが、初めての中国は分からないことだらけで、おまけに中国語もうまく話せない、聞き取りもできない中で何でも自分でできる訳がありません。できたとしても、自分1人でするには限界があります。初めての中国でならなおさら人の力を借りる必要がありました。初めは、人に聞くことが恥ずかしく思えて、相手に図々しいと思われたらどうしようと躊躇していました。しかし、相談してみると、中国の方は本当に優しくて、情に厚く、相手の悩みを自分の悩みのように真剣に考えてくれる方ばかりです!小さなことでも分からなければ人に聞くこと、どうしても1人でできないことは助けを求めること、人にアドバイスを請うこと、このように「人に頼る」ことを学びました。
2回目の留学では、自分でできることは以前よりも増えましたが、それでも人に頼る機会はとても多かったです。人に頼ることで、困っていたことがすぐに解決したり、その人との信頼関係や絆が深まったり、新しいチャンスが巡ってきたりもしました。困ったとき、悩んだとき、希望があるとき、どんな時でも近くにいる友達や、学校の先生方にすぐ相談してみてください。人に頼る力も海外で生きていくために必要なスキルだと思います。
★その国に対する正しい知識を持つこと
中国では中国人だけではなく、ヨーロッパや南米、アフリカまで日本では出会うことのできない国の方々にも出会うことができます。例えば、広東のクラスメートはほとんどアフリカの方、イスラム教徒の方でした。私は以前アフリカ、イスラム教と聞くと「内戦、過激派、怖い」と思っていました。しかし、彼らと交流して彼らの優しさ、仲間を人一倍大切にしていて、怖いという勝手なイメージは全くなくなりました。内戦がある、過激派がいるのは事実ですが、テロを起こすのは過激派の一部だけであり、一般の方は内戦やテロが起こるたびに心を痛めています。彼らと交流する前は、何も知らずに勝手なイメージを作り上げていたことを申し訳なく思い、知識もないのに自分のイメージだけで彼らを決めつけていたことを恥ずかしく思いました。イメージだけで国やその国の人を決めつけてしまうと、自分で自分の友達の輪や生きる世界を狭めてしまうと思います!留学ではもちろん語学を学ぶことも大切ですが、様々な国の友達を作る、交流してみることも同じくらい大切だと私は思ったので、知らないこと、分からないことは実際にその国の方に聞いて、正しい知識を得るように心掛けていました。
★日本との違いを楽しむこと
国が違えばもちろん文化や習慣、マナーや考え方、気候や食べるもの、生活もすべてが違います。その違いを良いか悪いかで考えるのではなく、受け入れてそれを楽しむことが留学生活を楽しむことにつながると思います!中国の良いところは細かいことを気にしない、おおらかなところだと思います。例えば、道路や教室、公共機関は日本と比べると本当に汚れています。ですが中国の方はまず見てない、気にしていない方が多いです。日本ではありえないことですが、中国にいる間は、あまり神経質になり過ぎず「こんなに違うんだ~、これが中国なんだ~」と違うことを面白いなと思って楽しんだらいいと思います(笑)
ブログを読んでくださりありがとうございました。