私は約10ヶ月間アメリカのオハイオ州にあるボーリンググリーン州立大学に留学しました。学生数は約2万人で、世界各国から学生が集まっている国際色豊かな大学です。教授は皆優しく、親身になって指導してくださいました。また勉強熱心で向上心が高い学生が多く、クラス全体でのディスカッションやグループワークが活発でした。当初は発言することに苦手意識を持っていましたが、皆一生懸命聞いてくれるため緊張せずに自分の意見を話すことができました。ポピュラーカルチャーやアートなど日本では学ぶ機会のない授業も多く、多様な分野の知識や技能を得ることができました。中でも印象的だったのはツーリズムです。顧客のニーズに合わせた広告やツアープランの作成、観光業で実際に用いられているマーケティング戦略の分析等に取り組みました。顧客の目的や価値観を考慮して企画することで多角的に考える力を養うことができ、観光業に対する興味がより一層深くなりました。

アメリカの大学は日本に比べて課題の量が多いため、放課後や空き時間は課題をして過ごすことがほとんどでした。休日はダウンタウンやレジャー施設に友人と出かけ、リフレッシュしました。オンオフの切り替えを大切にしたことで、勉強に集中できたと思います。長期休暇はアメリカ各地を旅行し、異なる文化を経験したり、様々な価値観に触れたりしたことで視野が広がりました。

楽しいことばかりではなく大変なことも多くありましたが、それも含めた全ての経験が私を成長させてくれました。英語力はもちろん、積極性や柔軟性、広い視野を養ったことで自分に自信がつき、向上心が高くなったと感じます。また、これらのスキルの獲得は自分自身を見直すきっかけにもなり、自分の将来像をより明確にすることができました。