ロックフォード大学での留学で学んだこと
- 学部・学科
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文学部 英文学科
- 留学国
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米国
- 留学先
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ロックフォード大学
- 留学期間
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2022年8月~2023年5月
私がロックフォード大学での留学で学んだことは、大きく2つある。
一つ目は、アメリカには自分の意見がポジティブ、ネガティブにかかわらず、発言すること自体が高く評価されるという文化があることだ。日本には全てを語らないことを美学としたり相手の気持ちを察したりする文化があるが、アメリカでは言葉や態度で自分の意見をはっきりと伝える方が良いとされる。実際に授業中の学生たちは、先生に指名されて発言するのではなく、自主的に質問したり意見を述べたりしていた。中には教授の発言に強い口調で反論する学生もいたが、そのような発言も評価されており驚いた。正しい答えを言うことが目的ではなく、ディスカッションを通して意見交換をすることが求められていると実感した体験だった。私自身は、初めは自分の英語に自信がなく発言を躊躇していたが、自分が意見を述べることで、現地学生や教授が日本についての新たな関心を持ってくれるかもしれないと思い、少しずつ発言の機会を増やすようにした。
二つ目は、自分の母国である日本の素晴らしさである。人生のほとんどを日本で過ごしてきた私にとって、スーパーマーケットで商品が綺麗に陳列していることやどのような価格帯の飲食店でも丁寧な接客を受けられることは当たり前のことであった。しかし、アメリカでは買い物の前に箱が破れていないかの確認が必須であり、飲食店でぶっきらぼうな対応をされることも当たり前だと知った。他の国から来ている留学生の話では、彼らの国でもごく普通に見られる光景とのことだった。日本で受けられるサービスのレベルは非常に高く、私たちが心地よい接客を受けられることに感謝したいと強く感じた。
強い憧れを持っていたアメリカという国で学生生活を送ることができ、日本とアメリカの良さを知っただけでなく、生活する人々について客観的に見つめることが出来たと思う。海外でマイノリティとして日常生活を送ったことも貴重な体験だった。