ディプロマ・ポリシー

音楽学科では、学部の目的を達成するため、次の能力の修得を教育研究上の目的とします。

  1. 音楽に関わる豊かな感受性と深い専門的知識・技術を備え、その感受性を論理的に説得力ある形で表現する能力
  2. 多様な文化・社会に関する教養を備え、芸術作品の背景を理解する能力
  3. 音楽が社会で果たす役割を感知し、音楽に関わる多種多様な企画を立ち上げ、その実現に向かって主体的に行動する能力
  4. さまざまな共演者や多様な価値観をもつ他者とのコミュニケーション力を備え、演奏・創作やプロジェクトを通じてリーダーシップを発揮することのできる能力
  5. 芸術家として高い倫理性をもち、音楽を通してより良い社会の実現のために活動できる能力
  6. ソロリサイタル・卒業プロジェクトにおいて、学習の成果を構成し実演・プレゼンテーションできる能力
  7. 卒業演奏・発表において、修得した専門性を公開の場で披露できる能力

<学位取得の要件>
音楽学部音楽学科では、以上の能力を修得し、卒業要件を満たした人に対して学士(音楽)の学位を授与します。

カリキュラム・ポリシ―

音楽学科では、本学科ディプロマ・ポリシーに定めた能力をもつ人格を養成するために、音楽表現専攻と音楽キャリアデザイン専攻の2つの専攻をおき、以下の方針に基づいてカリキュラムを編成します。
学生が専門的知識・技能を習得する音楽学科「メジャー科目」を設定します。

  1. 器楽(ピアノ、オルガン、チェンバロ、弦楽器、管楽器、打楽器、ハープ)、声楽、ミュージック・クリエィショ
    ンの各専修領域の専門実技を追求する「音楽表現専攻専門科目群」を設定すること。また、ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を検証するために、広く公開された場で専門的技能を披露する「ソロリサイタル」「卒業演奏及び卒業作品」
    という科目を設定すること
  2. 音楽教育、音楽ビジネス、生涯教育の各分野に関する幅広い知識と教養を深め、音楽実技を広く学び、音楽の活動を通じたキャリア形成を追求する「音楽キャリアデザイン専攻専門科目群」を設定すること。また、ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を検証するために、蓄積した専門性を用いて構成する「卒業プロジェクト」「卒業発表」という科目を設定すること
  3. 音楽に関する基礎的理解を深め、音楽文化や芸術全般に関わる幅広い教養を身につける「音楽基礎科目群」「アンサンブル科目群」「選択科目群」を編成すること。また、他学科学生に対しては「オープン科目」「マイナー科目」を設定すること
  4. 音楽に関わる多種多様な企画を立ち上げ実現し、コミュニケーション力とリーダーシップを育む「プロジェクト科目群」を編成し、「音楽インターンシップ」「イベント制作・企画」「リベラルアーツ」「音楽活動ポートフォリオ」という科目を設定すること
  5. 多種多様な音楽業界や音楽に関わる職種で活躍できる専門性を体系的に身につける「音楽キャリアデザインプログラム科目群」を編成すること
  6. 所定の教育課程とは別に、専門領域とは異なる音楽実技を学ぶ「選択実技科目群」を編成し、「副科実技」「第二専門実技」という科目を設定すること

<科目体系・番号・カリキュラムマップなど>
上記方針に基づく科目編成においては、体系性・系統性の理解を促すため、学問分野、科目間の連携 や科目内容の難易
度を表す科目番号および、必修科目、選択必修科目、選択科目などについての科目記号を学修便覧等につけ、なおか
つ、教育課程の構造をカリキュラム・マップやカリキュラム・ツリーで分かりやすく明⽰します。

アドミッション・ポリシー

音楽学科では、本学科のディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーをよく理解し、音楽表現専攻と音楽キャリアデザイン専攻の2つの専攻それぞれの教育課程を履修するために必要な基礎力(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性・多様性・協働性)を備えた人、音楽の専門的能力や経験、意欲を持つ人を受け入れます。とりわけ、以下にあてはまる人を歓迎します。

  1. 音楽分野における自分の目標を持ち、積極的に学びたい人
  2. 音楽分野における専門的知識や技能を深く学びたい人
  3. 音楽を通して社会と繋がりを持ち、複合的な視点を持って地域社会や国際社会の芸術文化に貢献したい人

<実施する入試>
音楽学科の教育を深く理解し、主体的に学びたい人、高校等の学習課程で優秀な成績を修めている人を受け入れるために学校推薦型選抜、推薦入学試験を実施します。音楽分野における多様な能力と経験、将来へのビジョンや意欲を持つ人を受け入れるために、総合型選抜、帰国子女入学試験、社会人入学試験、外国人留学生入学試験、国際バカロレア入学試験、編入学試験(3年次)を実施します。基礎的な知識・技能、思考力・判断力・表現力を備えた人を広く受け入れるために一般選抜(前期日程、中期日程)を実施します。
音楽学科の入学試験は、専攻ごとに定められた課題があります。音楽表現専攻には専修ごとに定められた実技試験があり、加えて学校推薦型選抜、帰国子女入学試験、社会人入学試験、外国人留学生入学試験、国際バカロレア入学試験、編入学試験(3年次)では、聴音・視唱・ピアノ実技(器楽専修ピアノ以外)のいずれかを課します。一般選抜(前期日程)では、さらに英語の試験を課します。音楽キャリアデザイン専攻には、総合型選抜ではプレゼンテーション、学校推薦型選抜、帰国子女入学試験、社会人入学試験、外国人留学生入学試験、国際バカロレア入学試験、編入学試験(3年次)では小論文、一般選抜(前期・中期・後期日程)では学科試験が課されます。また、音楽キャリアデザイン専攻では大学共通テスト利用型選抜も実施します。

ミッションステートメントと3つのポリシー(大学)

ミッションステートメント

全学ポリシー

各学部ポリシー

各学科ポリシー