ディプロマ・ポリシー

英語学科では、国際学部で修得することが期待される能力の具現化として、英語力を活かして知性と感性をバランスよく最大限に発揮し、地域社会、国際社会の場を問わず、責任ある行いができる人材を養成するため、次の能力の修得を教育研究上の目的とします。

  1. 英語を用いて複数の専門分野を学ぶことで、異なる文化や意見をもつ人々への共感性を高め、現代社会の諸問題や、それらを引き起こす人間の本質について深く理解する力
  2. グローバル市民として人権を尊重し、社会、言語、文化に関する様々な意見から自らの意見を紡ぎ出し、それを論理的に発信できる高度な英語力
  3. 英語を駆使して選び出した質のよい情報を基に、現実を多角的にとらえ、人々と共に柔軟に問題解決をし、最善の選択を行うことができる力
  4. 英語でキャリア構築(教職、通訳、留学、大学院進学、企業勤務など)を可能とする「使える英語」を身に付け、自らの人生を切り拓く力
  5. 少人数で英語による質の高い教育を受けることで身に付けた深い知見と独創性を基に社会の流れを変える(Change Maker)

<学位取得の要件>
以上の能力を修得し、その成果を集約した卒業論文・プロジェクトを含む卒業要件を満たす学生に対して、学位を授与します。卒業論文は担当教員が審査し、学内公開の卒業論文発表会において学修成果の確認を行います。

カリキュラム・ポリシー

英語学科では、本学科ディプロマ・ポリシーに定めた能力をもつ人材を専門科目教育をとおして養成するため、以下の方針に基づいてカリキュラムを編成します。

  1. 英語で多様な専門分野の基礎知識を習得できるように、次のa~eの5つの柱(a.英米文学文化、b.言語科学、c.通訳・翻訳・コミュニケーション、d.英語スキルおよび中学校・高等学校英語教員資格取得、e.留学できるレベルの英語を使った体験学習)を基本とした科目を設置します。本学科内の「メジャー科目」は原則、英語で授業を行い、学生は初年次から入門科目をすべて履修します。
  2. 英語4技能を段階的、効果的に高めるため、初年次の英語必修科目「英語 I」、「英語 II」は14名までの少人数クラスとします。論理的で明確な英語発信能力養成のため、英語プレゼンテーションや英語エッセイ・ライティングを学ぶ必修科目「英語 III」、選択科目「上級英作文」を2年次に設置します。また学生各々の英語学習目標の達成を支援するため、English Proficiency、「通訳・翻訳プログラム」、中学校・高等学校英語教員資格取得のための科目群などを設置します。
  3. 自らが選んだテーマに関して問題を発見し、それを指導教員やゼミ仲間との知的対話やリサーチによって解決していく力を培うため、15名程度を上限とする2年間のゼミを3年次より設置します。学生はゼミ活動をとおし、英語で5000ワード以上の卒業論文・プロジェクトを作成し発表します。
  4. 実社会で人々と協力し、創造的な働きを続けられる人間力を鍛えるため、海外インターンシップ、外部講師による学会やシンポジウムの開催、翻訳ワークショップ、字幕翻訳プロジェクト、通訳実地演習、近隣小学校への英語授業のアウトリーチなど、多彩なアクティブ・ラーニング授業を展開します。研究者を目指す学生には、国内外の大学院進学に備えた指導を行います。
  5. 本学科「メジャー科目」の履修と並行して、キリスト教精神と、社会貢献に必要な教養を身につけるため、「全学コア科目」や「オープン科目」を履修します。学生は英語学科の専門分野を主専攻(メジャー)としながら、他学科提供の「オープン科目」から一つの分野を一定単位履修することで、その分野を副専攻(マイナー)とすることができます。
  6. 他学部、他学科生が高い英語力を用いて、社会、言語、文化に関する多角的知識を身につけられるように、オープン科目群を設置します。


<科目体系・番号・カリキュラムマップなど>
上記方針に基づく科目編成においては、体系性・系統性の理解を促すため、学問分野、科目間の連携や科目内容の難易度を表す科目番号および、必修科目、
選択必修科目、選択科目などについての科目記号を学修便覧等につけ、なおかつ、教育課程の構造をカリキュラム・マップやカリキュラム・ツリーで分かり
やすく明示します。

アドミッション・ポリシー

英語学科では、本学科のディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーをよく理解し、本学科の教育課程を履修するために必要な基礎学力および英語コミュニケーション能力を備えた人を受け入れます。とりわけ、以下にあてはまる人を歓迎します。

  1. 専門性の高い学びの成果を発信することでコミュニケーション能力を高めたい人
  2. 教室と社会、国と国、バーチャルとリアル、といったさまざまな垣根を超えて、異なる文化、考えをもつ他者を尊重し、思いやる人間性をもつ人
  3. 社会で人々と繋がり、協働していくため、語学力に加え論理的な思考力と表現力を習得したい人
  4. 新しい時代の多くの可能性に「英語で」挑戦するため、生涯にわたって自主的に学習できる方法と能力を身につけたい人
  5. 英語を使って、自分の人生だけでなく世界や社会を変えたい人(Game Changer)

<実施する入試>
英語学科の教育を深く理解し、本学科で英語力および人間力を磨きたい人を受け入れるため、学校推薦型選抜、推薦入学試験を実施します。また多様な才能と経験をもつ人を受け入れるため、総合型選抜、帰国子女入学試験、社会人入学試験、外国人留学生入学試験、国際バカロレア入学試験を実施します。国際社会への関心と、確かな英語基礎力、思考力・判断力・表現力を備えた人を広く受け入れるため、一般選抜、大学入学共通テストを利用する入学試験を実施します。学校推薦型選抜(公募制)および一般選抜において英語資格試験利用型を実施します。

ミッションステートメントと3つのポリシー(大学)

ミッションステートメント

全学ポリシー

各学部ポリシー

各学科ポリシー