大学 中期計画
神戸女学院大学は、キリスト教主義、国際理解の精神、リベラルアーツ教育の3つの教育の柱を掲げ、主体的に学び、高い共感力と対応力、それらを素地とした専門的能力を備え、様々な場面でリーダーシップを発揮することの出来る女性を育てることを教育の目標としています。 この目標を達成するための教育の場であり続けるために、これからの5年間、以下の項目を実施致します。
中期目標
- 2017年度より施行の新カリキュラムの効果の検証をし、必要に応じたリベラルアーツ教育のさらなる可視化、強化を目指した改訂を施す。
- アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシーなどに記載の本学学修目標のさらなる可視化を実践し、今後の質保証・教学マネジメントの体制を整備する。
- 受験生に分かりやすい本学の情報を継続的に提供するとともに、新学習指導要領および入試改革に適切に対応した入試の体制を整備する。
- ウィズ・コロナ、アフター・コロナにおいての、学修者に寄り添った教育の体制を整備する。キャンパスと教室を活用した対面授業の充実と、時代に即した質の高いオンライン教育の両立を図り、さらにリカレント教育、教育の国際化などに対応できる体制を強化する。
- 教育研究環境及び組織の整備と質の向上、特に、教員のジェンダーバランスの適正な維持、研究者養成も含む、学修者・研究者の多様化に対応出来る体制を整備する。これに伴い、本学が求める教員像との関連を考慮し、教員構成のあり方について検討する。
- 学長を中心とした組織部署の適切性の検証をし、大学全体のガバナンスのあり方を持続的に検証する。
- 地域連携・国際連携活動を通し、SDGsに対応出来る人材を育成し、全学レベルでSDGsとの関わり方についての共通認識を醸成する。
- 2025年学院創立150周年に向け、学院とともに多様な学生の姿に対応したハードおよびソフト面の教育体制を立案し、具体化する。
2024年度
重点項目
本年度の重点項目として、
- 学生募集・広報の強化
- 国際連携・地域連携の強化
- 学修成果の可視化
- 学修支援の強化
- 組織体制の強化
が定められました。
2024年度 計画
1.学生募集・広報の強化
- 2024年度開設の「国際学部」「心理学部」の周知活動を継続し、学生募集へと繋げます。
- 適正な学生数を維持するため、2025年度新設の「生命環境学部」の告知を確実に実施します。
- ステークホルダーを明確にし、効果的な広報活動を展開します。
- 各学部サイトのリニューアルに加え、入試情報サイトをリニューアルし、本学に興味を持つ高校生に寄り添った情報提供が行える環境を整えます。
2.国際連携・地域連携の強化
- 前年度に続き、国際連携については、国際学部新設にも伴って、交換留学生のみならず正規外国人留学生 受け入れることができる学内体制の構築を目指します。
- 地域連携については、学長室に地域連携の機能も持たせることとし、引続き外部との接点の充実に努めます。
3.学修成果の可視化
- 前年度に続いて、学修成果の可視化に向けた情報処理基盤を整備します。2026年度の教学システムリプレースに合わせ、学修ポートフォリオ等のシステム導入の検討を進め、学生目線での学習成果の把握と測定の方法について検討を進めます。
4.学修支援の強化
- 共通科目における成績不振学生を減らすための方法を検討します。
- 継続して修学支援体制の見直しをはかります。
5.組織体制の強化
- 既存の大学事務組織の見直しについては、中期経営計画の策定に併せて検討を進めます。
2023年度
重点項目
本年度の重点項目として、
- 学生募集・広報の強化
- 組織体制の強化
- 国際連携・地域連携の強化
- 学修成果の可視化
- アフターコロナをふまえた教育体制の整備
が定められました。
2023年度 計画
1.学生募集・広報の強化
- 適正な学生数を維持するため、2024年度新設の「国際学部」「心理学部」の告知を確実に実施します。特に高校生とその関係者に情報が到達するための施策を講じ、その効果を検証します。同時に、新たな入試制度を実装することにより、受験生に寄り添った入試実施の体制を構築します。
- 大学ホームページのリニューアルにより、高校生他ステークホルダーに対してわかりやすいサイトの構築を実現します。そのために人員の増強を行います。
2.組織体制の強化
- 既存の大学事務組織の見直しを行い、よりスピーディーで弾力的な大学運営が実施できる体制を構築します。その先駆けとして学長室と大学事務長室において一部の業務を一体化します。
3.国際連携・地域連携の強化
- 国際連携については、国際学部新設にも伴って、交換留学生のみならず正規外国人留学生を受け入れられる学内体制を構築します。
- 地域連携については、これまでプログラム別に実施してきた地域連携活動の運営体制を見直し、地域連携室(仮)の設置に向けて組織を再構成します。
4.学修成果の可視化
- 学修成果の可視化に向けた情報処理基盤を整備します。2026年度の教学システムリプレースに合わせ、学修ポートフォリオ等のシステム導入の検討を進め、学生目線での学習成果の把握と測定の方法について検討を行います。
5.アフターコロナをふまえた教育体制の整備
- 学生自身のパソコンの利用(BYOD)など、学生の多様な学修形態に対応したパソコン教室等のIT環境再整備について検討します。
「AI戦略2019に沿った数理・データサイエンス・AI教育」を推進し、文部科学省のリテラシーレベルの認定を目指します。