70周年記念誌
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049仕事も子育ても譲れないから、どちらもやりきる。外資系医薬品メーカーのMR(医薬情報担当者)として働いて12年目。いま、お腹に赤ちゃんがいて、あと数か月で3度目の産休に入るところです。MRとは、簡単に言うと病院のドクターに自社の薬の情報を提供する仕事です。言葉でいうとそれだけですが、実は奥が深くて。まずは医学的な専門知識をインプットしておかないといけない。でも、それだけではドクターとの信頼関係は生まれませんから、具体的な症例などお薬と先生のニーズをマッチングさせた有益な情報提供が求められる。さらには、そういった活動を通して、与えられた目標をクリアしなければならない営業的な側面も問われてきます。知識をアップデートする時間も、しっかりとした下調べの時間も必要でハードといえばハードですが、すべてが自分の武器となるものなので、それを楽しんでいる自分の方が大きいですね。就職活動の頃は、「営業職はちょっと苦手かも」と敬遠していたんですけど、適職診断をしてみるとどうやらMRは自分にぴったりらしくて(笑)。理系の専門知識とコミュニケーション力をかけ合わせたような、目に見えて成果のわかる仕事は、高校生の頃から「キャリアウーマン」を目指していた私にぴったりの職なのかもしれませんね。   

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