70周年記念誌
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029私だけの使命を果たし、私になる。Humanity幼い頃の私は、どこか周囲になじめない子どもでした。みんなが一緒にトイレに行く理由も、それを断ると嫌な顔をされる理由もわからず、学校では居場所がなくて……。そんな時に出会ったのが、マザー・テレサ。私の実家は皆クリスチャンなのですが、彼女の伝記や、父から渡された彼女の祈りに関する本を読み、子どもながらに感銘を受けたのを今でも鮮明に覚えています。そこに記されていたのは聖フランチェスコの「平和のための道具として自分を使ってください、私をその役割としてください」という祈りで、そこには「強い主体性」があるのです。以来私も、誰かの役に立つために自ら動ける人になろう、と漠然と思い続けてきました。中学生の頃から国際協力に興味を持ち、大学進学後は海外ボランティア活動にも参加。女学院への進学を決めたのも、国際協力に役立つ知識を身につ    けるには、リベラルアーツが必要だと思ったからです。大学生活は、文字通りボランティア漬けの日々。1年生の時からNPO団体に所属し、休みの度に海外ワークキャンプに参加。3年生の時には「Habitat for アメリカのNGO団体の支部を大学内で立ち上げ、バリの劣悪な住環境で暮らす方のための家づくりなどを行いました。」という

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