挫折を経て掴んだ、海外への切符。016女学院を卒業後は、日本で唯一の公共劇場専属ダンスカンパニーである「ノイズム」の研修生になりました。プロが追い求めるクオリティについていくのは想像以上に苦しくて、何度も辞めたいと思ったけれど、ダンスが好きで負けず嫌いの私は辞められず(笑)。2年目に研修生としては大きな役を任されることになり、それこそ泣きながら練習を重ねて舞台へ。これを乗り越えたら必ず成長できると信じ、「誰よりも輝いてやる!」と臨んだ舞台は大成功し、高い評価をいただくことができました。その3年後、さらなるステップアップを目指し、アメリカのダンスカンパニーのオーディションに挑戦。世界各国から集まった500人の中から、たった6人の合格者に選ばれたのです。ところがビザが取得できず、泣く泣く断念。「お前は絶対、世界に行ける」と島﨑先生は女学院の聴講生として迎えてくれ、次のオーディションを待つことになったのです。転機は、修行に訪れたオランダの世界的ダンスカンパニー「ネザーランド・ダンス・シアター(NDT)」のレッスン。ディレクターの目に留まり、オーディションなしに契約が決定したいいだ りなこ2014年3月、音楽学部 音楽学科 舞踊専攻を卒業。新潟のダンスカンパニー「ノイズム」に入団し、2017年にアメリカの「Hubbard Street Dance Chicago」のオーディションに合格。その後、女学院の聴講生として様々な国内の作品に出演。2018年6月に「ネザーランド・ダンス・シアター(NDT)」と契約。
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